恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

うたの日に投稿してみた(6/28改作してみた)

題詠は苦手ですが、うたの日というサイトの「制服」というお題で、久しぶりにぱぱぱとできた歌があったので投稿してみた。

これ。

「セーラー服、僕にゆずってください」と告白されて一瞬、迷う
 『制服』森×緑


卒業する先輩におもいきって後輩男子が告白するシーンですが、セーラー服ください!と言ってしまう。先輩女子は「セーラー服を君が着たいの?」とか一瞬だけ迷う。え?一瞬だけ?てことはそれでも告白OKなんでしょうか。

サクッとできたけど今まで2回より不評でした。

制服というテーマには、瑞々しさや取り戻せない若さや情緒があわあわ滲み出てるような歌が軒並み多かったし、そういうのが求められたのだな、という印象だった。
そうじゃない規格外短歌はダメで、無言の排除を感じてしまう時、短歌をはじめて唯一さみしい闇が深くなる。

そういう印象の歌が並ぶ中で完全に浮いてしまったし、どうもうたの日の傾向と自分の歌は相性悪い気がしてる。はは。
誰かの評価がほしくてうけたくて作ってるわけじゃないし、思うことを言葉で短歌として表現したいだけなんだけど。

それでもこれからの課題は、出来事をブツ斬りにしてまるまま投げて出すところから一歩すすまないとなあ、って考えてる。


(6/28 最初の歌を改作してみました)

「先輩のセーラー服をください」と告白される卒業の朝

最初のだと、セーラー服着たいおじさんが告白してるかもと思ったので、もうちょっとだけ関係性を変えて、もうちょっと具体的な結句にしてみました。先輩後輩百合かも。いや、百合でしょう、これは。( 〃▽〃)キャー


【今日のうた】

溺れると呼吸器官がたいへんに苦しいといふ新説が出た

 岡井隆『馴鹿時代今か来向かふ』