恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

七月はすべてが叶います(さらに推敲)

七月はすべてが叶いますと言う占いなんて忘れたいのだ (森×緑 2016/07/01)

結句がそのまんまだなあ、とおもいます。

ちょっと変えてみます。

七月はすべてが叶いますと言う占いなんてくしゃくしゃの、ぽい
 (森×緑 2016/07/02朝出勤前)


その後もかんがえてみました。

うーむむむ。結句、良くも悪くも違和感があります。これもちがう気がするので、さらに変えてみます。

七月はすべてが叶いますと言う占いなんて砂場に埋める
 (森×緑 2016/07/02夕飯時)


絶望と身近なところで生きてるわたしには、願いは短冊に書いて笹に飾るものではなく、無言で砂場に埋めてしまうものです。これがしっくり来ます。隠隠滅滅すみません。


推敲は、短歌の形がどんどん変わっていくだけでなく、きもちの奥に気づくこともあってセルフカウンセリングのようだなぁ。



【今日のうた】

うめられて忘れ去られたどんぐりが森になるまで って重たいですか
 蒼井杏『瀬戸際レモン』

六月に発売になったばかりの『瀬戸際レモン』という歌集が、わたしは本当に凄く大好きです。

【今日のうた】は今日に限らず翌日も好きでいるはずの短歌を毎日えらんでいます。
きっとこのブログは、短歌をしない人も読んでくれていると思うから、そんな人に【今日のうた】が届いてほしい。気になった歌人や歌集を手にとって読んでみてほしい。