恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

短歌でほめられたらうれしいよね

振り返ってみると、始めたすぐの頃は、本当につらい苦しい気持ちを短歌にぶつけてただけだったと思う。短歌をサンドバッグにしてただけだったのかな。

今はもう少し、短歌をぎゅうと慈しむような気持ちで詠んだり読んだりしてるかも。

最近は気持ちを吐き出した嘔吐物のような短歌ができちゃったら、誰にも見せないでしまっておくようになった。短歌つくるとき、誰か一人でも読んでくれる人がいることを頭に置くようになった。

まだ自分のつくった短歌が良いうたかどうか自分でわからないから、ほめてもらえると本当に素直にうれしい。

もっと上達して凄腕短歌人になったらけなされたりすることもあろうかと思うが、今はまだけなされるレベルに至ってないのじゃなかろうかと思う。

勉強していくうち、自分のなかの小さなプロフェッサーが育ってきて、自分で判断つくようになったら、自分が良くできたと思う短歌ができてもそれで満足して人に見せなくなるのか、そこはわからないなあ。


(あと、ブログの更新は寝落ち寸前に更新ボタンを押せるかどうかにかかっているので、疲労困憊艱難辛苦の今週は寝落ちに負けていました。体調はまずまずです)


【今日のうた】

ポンコツのコツがさびしい音だなや五十六年間稼働した果てに

 加藤治郎「ミネラルウォーター日和」『角川短歌2016 8月号』