恋を語る歌人になれなくてブログ

2016,5月 恋の自作短歌をLINEで誤送信してしまったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

岡井隆さん

前から楽しみにしていた名古屋での岡井隆さんの講演会でした。

80代の短歌スーパースターは凄かった。
岡井隆さんが準備された手書きの原稿用紙の文字も素晴らしく味わい深くて好きなタイプの書でした。
(わたし、四年間書道サークルで書いてたから、人の書いた文字をじっくり見るのが好きなんです)

戸田響子さんの短歌が斎藤斎藤さんや穂村弘さんといっしょに例に挙げてあり、短歌のお姉さま、凄い!と思いました。わたしもとても好きなうたです。
バラバラになってもバナナはバナナなのにテープで房を固定する父 (戸田響子)

講演会の後、短歌のお兄さんこと小坂井大輔さんのお人柄と社交性に感嘆しつつ、人見知りながらも短歌のお兄さんのサポートを得て、新しく短歌の交遊関係を広げることができて、先輩方にいろいろな話が聴けて、充実のいちにちでした。

そんななかで、好きな歌人の作風と自分のダメ短歌が違いすぎて悩んでる件について相談した時、とても有効なヒントをいただけたのですが、そのとき「好きな歌人は...」って明かした場面は、ここ最近ないけど片想いの相手を気心知れた友に打ち明け話をするシーンにも似て、あとからちょっと照れました。

短歌ヒヨコ、ちょっとずつ世界が広がって、背中を押してくれる先輩方にも出会えたり、自分の殻を内側から壊していける予感がします。


【今日のうた】

詩はつねに誰かと婚ひながら成る。誰つて、そりやああなたぢやないが。

 岡井隆(『未来』近号から、とのことでしたが何号かはわかりませんでした)

今日の岡井隆さんのお話を楽しく拝聴し、そのチャーミングな感じ(なんて、わたしごときが言って良いのか?)が下句「誰つてそりやああなたぢやないが。」にぎゅっと表れてるように思いました。(感想: 森緑)