恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

夏休み直前短歌集中特訓と未来7月号

ただいま、夏休み直前短歌集中特訓、実施中。

個別トライさんではありません。毎日ひみつ特訓です。にひひ。。。

月詠も毎月わたわたしながら仕上げてる有り様ですが、

同時進行で別のしめきりや企画に参加することで

ぎゅううう、、、と短歌脳をしめあげてます。

昨日はメタファーと戦っていました。メタファー大戦。

喩をつかうことに慣れていないので、すぐダイレクトな表現になってしまいます。

 

未来7月号、届きました~。毎月きちんと届けてもらえるありがたさを感じつつ、自分の歌を確かめました。自分の歌が「うおー。ほんとに載ってる」という驚きと感激はまだまだ慣れませんが、夏韻集が自分のホームだとおもう気持ちは毎月増すばかりです。

 

大辻先生に、少し前の伊勢歌話会で、おなじ年頃の三重県の女性が夏韻集に入会されたことをお聞きしていたのでとても楽しみにしていました。

 

正しさと意味を求める暴力に立ち向かっているきみはらいおん / 浦田愛子(三重)

 

歌会でお会いできるのが楽しみです。

 

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夢に棲む    森緑 (未来7月号 大辻隆弘選歌欄)

 

夜もすがら極彩色の夢にゐてオレンジ色の涙をこぼす

 

夢にゐるわたしは時に王子さま見知らぬ姫を救つたりして

 

君の血を吸ひ生き延びて朝がくる夢でよかつた よい夢だった

 

君の血は美味しかつたと言ひたくて夢へと戻るあたたかな午後

 

言の葉は君に届かずゆらゆらと川面を滑り消えてしまつた

 

ぐでたまと猿に名付ける人がゐて「いいね」と叫びながら目覚める

 

白い髪一本ありてああわたし夜中の姿は白猫なのか

 

びゆんと風吹けども消えぬ夢に棲む十四時間の眠りのあとで

 

夢をみて眠りつづけて生きながら死んでゐたいと願つてしまふ

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この時は、はじめて旧かなに挑戦して四苦八苦した月詠でした。

最近はちょっと慣れたけど新かなで書きたいこともあるので、どっちも選択的に使えるようにしておきたいです。

 

もはや、「精進します」が口癖のようになっていてイカイカンと思うのですが、本心なので、今月も精進します。

「夏韻集随一の初心者」を名乗りつづけていると進歩がないので、「夏韻集のじゃじゃ馬」ぐらいの称号を冠することができるようがんばります。