恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

未来2018年9月号は800号記念特集号(1)でした

今月号、分厚いんですけど、「800号記念特集号(1)」ということは

まだまだ前半なんだぁ、ひょえーという密度です。

 

わたしの送った自選10首と短いエッセイも載せてもらってありました。

わたしみたいな短歌はじめたての者からベテラン選者さんまで

1人半ページずつを割いて、あいうえお順で等しく載せてもらってあり、

ちょっと震えました。

 

今月号の歌は、ちょっともう、仕事も私生活も手詰まり感があった頃、

日常もできてないのに短歌、詠めないよ、、、という気持ちで送った月詠

歌会で「重過ぎる・・・」と評をいただいた歌を事実から少し離して

書き直したものも入れました。

欄頭ファイブでの掲載でした。もっとがんばります。。。

 

よかったら読んでみてください。

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未来8月号の歌    森緑

, (コンマ)にてつらつらつづく英文に息切れがするぬるい真昼間

背の高いなで肩の君と並ぶとき鴨川沿いにひかりは射して

滑らかな君のなで肩を指先でなぞりつづける目を覚ますまで

白鵬が負けたまんまで夏場所が終わったあとの月曜の朝

君と観た映画のあとも残ってるキャラメルポップコーンの味は

送信したメールの返事はスルーされそちらの雨はあがりましたか

しゃべらない客と覚えているのだろう黙したままで髪を切りゆく

「わがままをゆるしてほしい」という君をゆるせずに咲く白いあじさい

白米はのどを通らずお豆腐のやさしさだけがしみこんでくる

人はみな右手の甲から脱皮するほんとに夢であったのだろうか

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