恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

桜も散りかけ「かりん」2024年4月号のうた

あの桜がみんな散ったら、アテクシの命も、、、、

な訳はないですが、本当にもう咳と全身の痛みにやけっぱちの日々です。

 

そろそろ、もろもろのパスワードやら、わたしに何か会ったら知らせてほしい人リストなど準備しておかないと、と思いながらも、痛みの合間に動ける日を使って花の植え替えをしたりしているので、飛んでくる呪いはバシン!バシン!と叩き落しつつ、まだまだしぶとく生きてやりますよっ。ふぉっふぉっふぉっ。

 

今月のかりんで、八月のかりん全国大会の予定を読んで、去年は眼が開かないし顔が腫れて痛いような状態から奇跡の復調を遂げて、うまいことマスクやら何やらでごまかしごまかし参加できたので、今年は万全で参加したいな、って思います。

夏はもともと苦手なので、まだ少し迷っていますが、でもでも会いたい人に会いに行くと思うと、これも推し活。年に一度の推し活で燃え尽きるのもいいと思うの。

 

さて。今月号は昇欄されたみなさまが発表になる号でした。

昇欄されたみなさま、おめでとうございます!

わたしなんかにもいつかそんな時が来るのかな??その時が来たらわたしはどんな気持ちになるのかな??と思いつつ、楽しんでうたを続けていきたいと思います。

 

今月の月詠は、誕生日なのに痛くて寝て過ごしてケーキもなし、本当にしんどさの極みだった頃に詠んだうたなので、内容も最悪です。あとで見返して血の気が引く音、というのをサーーーーとききました。

Ⅲ欄にいます。よかったらお読みください。

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かりん2024年4月号 森田しなの

難病の検査結果は陰性で原因不明の痛みは呪い

いいから、と母がパジャマのポケットにねじこんで贈られる五千円札

カラダじゅう痛くて臥せっている間おふとんがラザニアになればいい

大相撲中継おわり夕食は値引きされたる焼き芋になる

がびがびの皮に滴る蜜のありおしりぎりぎりまでが焼き芋

ひとりではどうにもならぬわたくしのミサンドリーが爆ぜる、爆ぜろ

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また、身もふたもない歌ばかり詠んでしまった、、、

 

 

三月は去る。「かりん」2024年3月号のうた

かりんの更新月だったので、ハラハラ待ってましたところ、ちゃあんと届けていただきました。いつも本を作って一冊ずつ送ってくださって、ありがとうございます!

 

街まで出ないと本屋さんもない田舎なので、かりんは読んでて楽しかったり勉強になったりすることがぎゅっと詰まってて、一カ月かけて読むのがほんとうに楽しみなんです。会員全員の歌を覚えられないですけど、気になる人の歌から探して先にわくわくしながら読み、つづけて未読のページの歌をじわじわ詠み進めます。

 

なんとなく、短歌の方からカモーンという感じで呼ばれた気がして、好きな歌人もいなかったし歌集を読んだこともなかったのに、何故か歌を作ると鬱屈した心中のヨドミみたいなものが晴れる気がして始めたのが2016年の春。それから、けっこうな時間が経っているけどまだまだ人見知りもひどいし、歌会でもナイスな評も言えないでしどろもどろだし、優秀なできる人を見ていると、はぁ、わたしったら何年も何をやってきたんジャロ、勉強することいっぱいいっぱいあるのに本読んでると寝ちゃうし、ただただ歌を作る面白さに没頭してただけじゃないかー、あーんあーん、、、と駄々っ子風に道に寝ころんで大声で泣いてみたくなりますが、それじゃあダメなのです。

 

さて。毎月のブログを病状報告にあてているようですが、最近は全身が痛くて、横になっているばかりです。だんだん実家のごはんの時間もいい加減になってきて、午後3時頃パジャマで降りていくと朝ごはんとお昼ごはんの合体なのか、早い夕食なのかよくわからないものが出てきます。もう恥も外聞もなくなり、親戚筋のわりと好印象な近所のオバサンがいきなりやって来て父母と世間話をしている間も、同じ部屋でパジャマのまま存在感を消してPCの操作をあれこれしていたりします。

 

秋になったあたりから、へんに咳き込むようになって、気になったので胸部レントゲンを撮ったら、言われるより先に、ああぁ・・・って素人でもわかるぐらい肺に白いもやもやがモヤッてた。気管支炎らしいけど、こういう見たらわかりやすいのが欲しいのよ、と妙に納得してしまいました。前からちょっと階段をのぼると息苦しいのはデブってるからだろうと思って気にしてなかったけど、これじゃあ息も苦しいはずです。「ヨシ!わかった!」と金田一シリーズの等々力警部のような気持ちです。

 

今月号の「かりん」はⅢ欄見開き左上にいます。

いい歌もできないし、体調不良のなか、税務署で廃業と青色申告取りやめの手続きを12/31の年末までにぎりぎり間に合わせるためにふぅふぅ言いながら松阪税ムショに行かなきゃいけないし、大変だったころの歌です。よかったら読んでみてください。

 

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今月でとうとう廃業いたします フリーターという薄き羽根はえ

税務署はハローワークの二階なりハローワークを素通りできず

ハローワークの自販機に売っているものは何でも百円 並んで買った

廃業を決めた途端にパソコンが二台とも変な動きする 拗ねた?

マスクして顔も見られず七分で終わる面接は履歴書不要

冬晴れにいちごのハウスはあかるくてわたしは排除される側のもの

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この連作の時は、いちご農園の面接に行きましたが、ほとんど仕事の説明もされずに不採用でした。名前と生年月日しか知らせてないのに。ババアだからでしょうか。

 

まあ、体調がいま良くないので、働きに出るのはもう少し先になりそうです。

もうこのまま、節約しながら早期退職でもいいかな、とも思って最近は家事スキルを上げようと簡単レシピ動画とかいっぱい見てます。

でも、おかねはほしいから、働けたらいいんだけどなあ。かりん全国大会にも行きたいしなあ。

 

今月は、「前月号の十首(Ⅲ欄)」のページにも載せていただいていました。ありがとうございます!

はじめての探鳥会は池と沼ばかり見ていて波紋がきれい/森田しなの(かりん2月号)

この歌、わたしはあったことをそのまま歌にしただけなんだけど(鳥がいないから波紋でも見るか、、、って)、地元の超結社でやってる歌会のお仲間にも「これ、好きやわあ」って言ってもらえて、作ったわたしにはその良さとか好きがわからなくて、でも、どこが良いですか?って上手に聞けなくて、謎になりかけてる歌です。

 

「前月号 作品鑑賞 Ⅲ欄」のページではまさかのカメムシの歌を取り上げていただいていました。ありがとうございます!

目が覚めて窓を開けるとカメムシが家族みたいにもうそこにいる/森田しなの

あー。これも実際にあったことそのまんま歌にしてるだけではずかしいな。もう一歩進化したいです。

 

前月号の十首に選んでもらったり、前月号作品鑑賞で詳しくコメントをしてもらえたりすると、ほぼ「かりん」にしか歌を発表していないわたしには、選者の方や先輩方が「わたしなんかの歌でもちゃんと見てくださってるんだ!」と思って、じんわ~~と胸が熱くなります。すごく励みになるのです。

 

これは、少しずれるかも知れないけれど、先月の「かりん」2月号、川島結佳子さんの結社の存在についての時評を読んで、すごくおーーおきくうなずいた点でもあります。結社に入れば選者がいて、知り合いであろうがなかろうが、歌が面白かろうがつまらなかろうが必ず選者が読んでくれる、作った歌が読まれていないかもと思ったときにたった一人でも読んでくれる人がいる、というのはほんとに大切な支えです。さらに次号でまた引用してもらえると、え・・・読んでもらえてるんだ・・・!の思いが強くなります。

 

いま、大相撲春場所ですね!(とうとつ!)

暖房費削減のためとかで、両親と一緒にテレビ中継をみていて、わたしの最推しは豊昇龍なんですけど、両親がなぜか全力でアンチのヤジとばしてくるのを一身に耐えながらみています。あんまり体がしんどい日は寒いけどベッドで横になってみます。アンチがわくのは強いからやしな!!とか、己を鼓舞しながらみています。良かったら、豊昇龍の応援もしてほしいです。。。してくださいぃ。。。

 

二月は逃げる。「かりん」2024年2月号のうた

あらっ。またブログの更新を忘れてましたわ。

「かりん」2月号、今月も遅くなることなく届けていただけました。

いつもありがとうございます。

 

今月はえぐい頭痛に悩まされて葛根湯のんで寝てる日が多いです。

最近は、YouTubeで歯医者さんが大量の歯石をゴッソリ取り除く動画を眺めながら寝落ちしてます。

 

書き物が、常に考えてるんだけど思うように書けず、自分の力の薄っぺらさを噛みしめる日々でもあります。ほめられることも人を伸ばすけれど、こういう悩める時間が成長につながるんだと思って毎日むんむん考え続けています。

 

さて。新しい仕事先ですが、精神科の医師は常々「とにかく、経済的に何とかなるうちは休んでて」っていつも言われてるし、母までが、もう無理して働きに出なくてもいいんじゃないか…と言い出したので、のんびりパートを探そうと思います。

簡単な作業がいいな、と思ってシール貼りを見つけてくると、どこも早朝勤務と夜勤の交代制だったり労働時間帯が合わないので無理です。

 

今月の歌は、秋ごろに詠んだものですね。

イベントの中で探鳥会があり(参加者はわたしだけ、マンツーマンで案内してもらった…)案内してくれた日本野鳥の会の方が、今年の秋はまだ暑いからシベリアから鳥が来てないのよ、と残念そうにされていました。シベリアから日本に来て、婚活をしてまた戻って行くそうです。鳥の婚活を覗くのかぁ~と思いつつ、違いがいまいちわからん鳥の説明を聞いていたのでした。

 

今月もⅢ欄にいます。

きれいな歌や繊細な歌がつくれなくて、時々落ち込んだりしますが、このような性分なのでしゃーない!と思ってあきらめたり、あきらめなかったり、します。

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かりん2月号のうた  森田しなの

目が覚めて窓を開けるとカメムシが家族みたいにもうそこにいる

なりゆきで遠近両用デビューする上目づかいに青空とおく

口角を上げて暮らそう 鏡にはいちいちクレームつけそうな顔

土いじり楽しんだ手でコーヒーを煎れれば土の香るようなり

はじめての探鳥会は池と沼ばかり見ていて波紋がきれい

教わったハシビロガモの向こうには赤信号走り抜ける救急車

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Ⅲ欄左ページ下です。

お隣のお隣に、新入会の水沼朔太郎さんが並んでいて、うれしい気持ちになりました。これからよろしくお願いします!

 

イチロー羽生結弦イチロー羽生結弦も<も>で語る母/水沼朔太郎

 

わたし、これ、好きです。

なぜか陰性、やっぱり呪い?「かりん」2024年1月号のうた

一月は、気分が落ち込んだり上がったりしながら、おふとんとイチャつきながら過ぎていきます。

 

「かりん」1月号を年末に届けていただいていたので、ブログを書くのをすっかり忘れていました。まあ~、書かんでも過ぎていくんだろうけど、このブログは、短歌と出会った最初からを記録しているので、最初の頃を思い出すのにも、変化を感じるのにも自分にとっては役立つので、休まず書いていきます。

 

今月は、いろんな場面でびみょうな気持ちになってます。

すごく近くのお店に面接に行ったら、InstagramとかFacebookとかで情報発信してくれるような若い子に来てほしい、って言われて、いやいやいやいや、ちょいマテ茶!SNSでの情報発信をしてほしいって求人に書いてあったから、わたしもやってますって軽くアピールしておいたよね?だったら、ババアは要りませんって、ちゃんと書いておきなさいよ。あと、翻訳やってたってことは英語ペラペラですよね?ってテンプレ問答、たぶん人生で千回は聞いたけど、よほど流暢に話せる自信がなかったら、ハイ!英ぺらです!とは答えないよ。面接の間に五、六回は聞かれたけど、その都度、話す方はあんまり得意ではなくカタコトEnglishです、って言わせるのって、相手は面接で落とすことは決めていて、それを伝えられた時にわたしが「英語ペラペラじゃないから落ちたんだわ」って納得させるためにしつこく伏線張ってるに違いないな、と思いながら面接受けてた。

 

仕事先はまあ、急がず決めます。

 

ほんとはそこのお店より好きなお店が求人出してて、仕事内容もやってみたい内容なんだけど、「土日に働ける人」を募集しているから二の足を踏んでしまう。短歌のイベントって土日がメインですものね。

 

アッ!それと!

Twitterでは言ったのですが、難病の検査結果は陰性でした。結果を聞く直前に八代亜紀さんが膠原病で亡くなっていたので、ヒィ~エェ~、、、と思いつつ結果を聞きに行った(よく考えたら正月のLINEで兄に聞けばよかったんだよね……)けど、陰性。症状はがっちり当てはまってるし、もう間違いなかろう、と思いつつ検査したのに陰性となると、原因不明になってしまいました。もはや、謎!呪いかも知れない説がいちばん濃厚です。

 

今月もⅢ欄にいます。

たしか、めちゃくちゃ月詠がしんどかった月の分だと思います。

よかったらお読みください。

 

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1月号の歌 森田しなの

黙り込むときは殺人トリックを妄想している 主に毒殺

エルキュール・ポワロに「わが友よ(モナミ)」と呼ばれたい叶わぬ思いほど切実に

これという用もないのにギリシャ語を学び直せば写経に近い

クリスマス過ぎに買いたる格安のポインセチアも今や大株

ポッちゃんとポインセチアに名付けたり去年の冬は青葉のままの

この冬はポッちゃんを紅くするために今日から夜は箱をかぶせる

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ほんとは「ポちゃん」と呼んでるけど、音数の加減で「ポッちゃん」としています。

ポインセチアは、9月だか10月から二カ月近くのあいだ、夕方から朝まで段ボールの箱をかぶせて短日処理をしないと、勝手には赤い葉になってくれないんですって。

植物を育てる者にとって、困った時でもインターネットに情報がたくさんあって助かります。

前年、紅くならなかった分、今年は慎重に毎日毎日箱をかぶせていたので、冬になった今、お店で売ってるみたいに、とても良い感じに紅いです。

 

あらやだ、師走なのに半袖よ。「かりん」2023年12月号のうた

今月はいいことありました。

10月にかりんの若月会のみなさんで何かしよう、という発案があり、ネプリを出そうということになり、わたしもおそれながらお仲間に入れていただいちゃって、五首とひとことを寄せていたのが出来上がりました。

今は師走も半ばなので、もうネプリは終わってる、のかな。

若月会の華々しいメンバーに混じっちゃって、え?え?いいのかな?でも楽しそう!と思ったし、声をかけてもらえたことがうれしかったです。

 

そして、そして、これはもう依頼が来ても断るくせに、ずーーーっと意地と惰性で続けていたようなもんですけど、フリーランスの工業翻訳者としてやってきた個人事業主の廃業の手続きをモロモロやり遂げました。

 

自分ひとりの責任で、よくわからん仕事を完璧に、しかも超特急激短仕上げでやらないといけないのが、もうしんどくなってきたんですよね。そのプレッシャーに向き合えないというか。若い頃は12年も怖いもん知らずと慣れでできたし、何日か徹夜もできたけど、今は依頼の内容も以前のようなサクサク案件ではないので、一回ごと悩みながら悩んでる時間はないというのも苦しかった。文脈ガン無視で同じ単語の並びだからって機械がそれ風に翻訳したものを、モノが違うから人が翻訳したようにガリガリ直すんだけど(機械翻訳の編集ということでポストエディットなどと呼ぶ)依頼で多いのは、日本語としてキッチリしてなくても読んでざっくり意味が通ったらいいレベルの日本語、という中途半端なもので、そこのもどかしさも辛かった。

 

そんなわけで、アルバイトを週に少ししながら、どうしても買いたい本が買えるぐらいの暮らしをのんびりやっていきます。

 

久しぶりにハローワークの前を通ったら(手続きに行った税ムショはハローワークの二階なのだ)また仕事の歌でもできそうかな、なんて思ったのでした。

 

アッ!!

今月の「かりん」は盛りだくさん!

「年間展望・若月集」の特集では光野律子さんに「多様な個性が渦巻く」ということでよく若月集に掲載される方々の特徴がとても微細に紹介されていて、うんうんうなずきながら読みました。鈴木加成太さんや、郡司和斗さん、それに年間11回掲載の川島結佳子さんから始まって、個性渦巻くってほんとそうだなーと思っていたら、わたしのことも・・・!ビックリ!

 

芽吹く樹がわたしより偉く見える日のやけにしょっぱい桜餅の葉/森田しなの

「友がわれより偉く見えたのは啄木、森田作品は芽吹きにさえも劣等感を覚える我を詠む。その悲壮感は重すぎず、それにふさわしい結句は若月集ならでは。」(光野律子さん)

ありがたいお言葉に、あれ?わたし、若月集にいてもいいの?かな?とじゅわ~っとうれしくなりました。ありがとうございます。

 

実はわたし、霧島茉莉さんのファンなのですが、やはり美しい一首が評されていて、やはり素敵・・・と思いました。言葉の選び方が繊細で、美しい世界観をつくりだす霧島さんに憧れているんです。

 

水風船に涼やかとなる韻律を夢みてゐたり回し続けて/霧島茉莉

 

ほんとうに、若月集って毎月すごく気になる面白いページだと思うので、なかなか入れないけどやっぱり入ってるとうれしいし、わたしなんかが・・・って恐縮してしまいます。

 

今月は、Ⅲ欄にいます。

前月号の十首(Ⅲ欄)にもいました。

生きとんのか死んどんのかもうわからんと叫んでも母の背中は無言/森田しなの

 

わたしの歌なんて自分でもよくわかっていないまま走ってるばっかりなのに、読んで気にとめてくださる方がいることで、とても励みになります。

本当にありがとうございます。

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12月号のうた

免疫は善いものでしょう?免疫を抑えるクスリばかり嵩張る

休むにも体力は要る眠っては食べ食べては眠る

わたしにも縁談が来て断ったことをぺろっと漏らす父親

近ごろは家の中でも転ぶ母 両手でつかみ起こす重さよ

LINEには君の既読が付いたまま 今宵の月はせーのでみたい

月光を浴びる芯から冷えるまで君を記憶の海に帰そう

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実は・・・これ、おかしいなと思いませんか?わたし、ギヤーーーーッ!!って声でちゃった。二首目、三句の五音がすぽーんと抜けてますやん!!

 

休むにも体力は要る(ここに五音)眠っては食べ食べては眠る

としたかったはず。こんなウッカリは初めてです。はずかしい。。。

気付かなかった人は気付かないで~。

 

静かな秋と「かりん」2023年11月号のうた

今年は地元の短歌大会に一切、応募を控えたので、しめきりに焦ることなく養生しながらとても静かに過ぎていきます。

 

特に、本居宣長短歌大会は、家から一番近くで参加できて、当日参加している人すべての歌を評してもらえるから勉強になるので毎年わくわくしながら参加していました。

 

去年、宣長賞(と副賞の松阪牛、おいしかったです)をいただき、帰り際、司会の大辻隆弘さんに邪魔にならないよう、失礼にならないよう少しだけ挨拶をして帰ったのですが、「挨拶したこと」と「それをツイートしたこと」がいけなかったらしいです。わたしが未来大辻欄を辞めてかりんに移った三カ月ほど後のことだったのですが、後から大辻さんの「側近」の女性からTwitterのDMで散々な嫌がらせメッセージを送りつけられ、呪殺したくなる程度には嫌な思いをしました。なので、毎年楽しみにしていた短歌大会も司会の大辻さんを避けるため、応募できませんでした。

わたしが短歌を始めてすぐの頃、「三重県でも短歌は勉強できます」と歌会に誘ってくださった大辻さんだったけれど、今は大辻さんのいる場所には近付かないようにしています。大辻さんから距離を置くことで嫌がらせをやめてもらえるなら、粛々とそのようにするつもりです。

 

さて。体調は、来月はじめ、難病と呼ばれるある病気の血液検査をします。

兄とも症状からしてほぼ間違いない、と心の準備はできています。現時点では、スマホの文字が死ぬほど読めない。スマホの入力は異常に時間がかかるので、しんどく、必要最小限度しかしてません。これをPCで入力している今も実は画面がほとんど読めていません。ブラインドタッチでの入力なので、誤字ってたらごめんなさい。

 

翻訳の仕事も、思うところあって、取引先にせっつかれて免税業者から課税業者になる手続きをしましたが、廃業を考えています。

いろんな仕事を経験してきたので、もし採用してくれるところがあったらですが、お弁当屋さんとか近所のスーパーとか外へ働きに出たい気持ちにもなっています。

 

「かりん」11月号、読み応えたっぷりですね。

目が開く大丈夫な時にまとめて読んで、つらくなったらうーん、って目を閉じて休み休み読んでいます。

 

今月号のうた、よかったら、読んでください。

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「かりん」11月号のうた  森田しなの

主治医なる兄から可能性として難病の名を告げられる夜半

時間外労働なのに。淡々と兄はLINEで問診をする

何もないわたしが唯一所有するカラダ、お前も自由にならぬ

完治せぬ病ふたつを携えて十五種類のクスリと暮らす

生きとんのか死んどんのかもうわからんと叫んでも母の背中は無言

じぶじぶとすいかをかじる音がする 父がカブトムシになっている

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わたし、スイカもカブトムシも父も嫌いです。あ、母も。

わたしの家族、妹おもいの兄だけいたらええんですよね。本気で。

 

難病て・・・とショックを受けていたら、兄が、難病っていっても何の補助金とか支援金とか出ない難病なんか、いっっくらでもあるから、難病でも心配せんときや!って言ってくれたので、お、おう、、、ってちょっと元気でたんだよね。

 

これで検査して、もし病気じゃなかったら、常々強すぎて自分で持て余してるわたしの念のちからで病にがぶり寄りかましてやったぜ!とよろこぶことにします。

 

「かりん」10月号のうた

今月、とうとう遠近両用デビューしました。

それより、20代から患っている白内障が齢相応に悪化してきた様子で、濁ったプールの水の中を歩いてる感じがずっと続いています。

白内障は日帰りでも受けられる簡単な手術らしいけど、手術こわーいのでなかなか踏み切れません(子宮は「サッサと全部取っちゃってください」て即答で一番早く予約できる日程で取ったのに)。

 

今までは、運転用めがねとお勉強用めがねを使い分けていたけど、どっちでもない時はひどい乱視なんだけど裸眼で過ごしてました。

常に眼鏡をかけている、というのにまだ慣れなくてすぐ外しちゃいます。

 

前置き?が長くなりましたが、今月も月がかわるとそれをそっと知らせるように「かりん」が届きます。いつもありがとうございます。

 

今月号のは、かりん全国大会のちょっと後に月詠を出さないといけなかったので、しんどかったです。わたしが勝手に、しめきりによゆうを持って間に合う一粒万倍日に投函する、というルールを決めているから、月末より少しだけ早くなりがちなだけなんですけど。

 

今月もⅢ欄にいます。

よかったら読んでいってください。

 

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合宿でならんで流星群をみた冷えたコンクリに寝ころびながら

僕だってただのおっさんになったよ、とそのただのおっさんに今は会いたい

妻と子があると知ったら気軽には会えなくなって旅の夜、ひとり

宿にある鏡はくもりなく映す幕下付出クラスのはだか

歌会で厳しい批判を受けるころ千秋楽で推しが優勝

感情がふつふつスパークしてゆけば金銀の紙吹雪降り止まず

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逸ノ城が引退しちゃって、さみしい日々が続いたけど、今は気持ちをあらたにデビューから応援してきた豊昇龍関がわたしの最推しです。もちろん他にも大好きなお相撲さんは何人もいますけど。

 

あ、それから、体調不良の件ではご心配をお掛けしております。

まだ、ハッキリ検査をしたわけではないのですが、主治医に軽い気持ちで相談した時に知らない病名がでてきて怖くなって検索したら、症状がべったり当てはまってて、しかも難病ってことだったので、動揺してしまったけど(たぶん11月か12月号あたり、そんな内容かも)、今のところ全身の倦怠感と痛みが特にひどくて「やっぱり誰かの呪いでは?」と思いながら半分寝てる生活です。

 

でも、意地でテニスは続けています。逆に、テニス以外なんにもできてない状況です。

まともなお勤め人でなくてよかったー!フリーランスだからまわりに迷惑かけないようにお仕事は止めてもらってるので、まあ、売上がゼ~ロ~~♪なのは仕方ないし、仕事を断ってばっかりだからそんなのしょっちゅうだもん、気にならないし!

まあ、物欲のうっすいわたしは、本屋さんでみかけた欲しい本を我慢せず買えたら、屋根があるところで寝られてごはんが食べられたらそれで満足なので、お金はそんなにたくさんなくても平気ですからだいじょうぶなのです。

 

「かりん」2023年9月号のうた

ええっ、もう九月??

体調不良で寝たり起きたり寝たり食べたり寝たりしてるうちに夏はおわってゆく。。。

 

九月に入り、急にロマンスが恋しくなりまして。

あまり思いつめると生き霊がとんでいって本体がぼんやりになっちゃうので、つねに気を付けていないといけないのだけれど、恋がしたい気分なのです。

素敵だなと思うけどわたしは眼中にないであろうひと、とおくから憧れているひと、永遠にかっこいいと思う元カレ、ときめきがざわめいて落ち着かないです。

 

今月はそんなふわふわした気分のところへ「かりん」が届きました。

いつもありがとうございます。

 

今月もⅢ欄に掲載されています。

眼が痛くて、もうどうしていいかわからなかった頃のうたですね。

魔女としては、病気とおもわず「この呪い、どっから来たのか?」と考えていたのでこんな連作になっちゃったのでしょう。

 

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9月号の歌 Ⅲ欄 森田しなの

わたくしが真っ直ぐ過ぎると父は言うこの世はきっとダルでバグまみれ

開け放つ夏の窓から月あかり うす闇のなかひらく薔薇図譜

眼が開かぬ魔女のデザートに供される緑のゼリーに透ける眼球

魔女流のおしゃれのひとつ眼帯に薔薇を一輪這わせて纏う

森ふかく青の泉を覗き込みあまた沈みしまなこに見入る

幾千のまなこのなかからひとつだけ新しい眼を戴き嵌める

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9月現在、倦怠感がえぐいので午前中は起き上がれません。仕事は、体調不良ってことで引き受けるのは困難だし、期限のない長期休みをもらってます。

 

通院のためなど、起きる時はものっすごい殺気立った顔(妖怪人間ベラがムチをふるう時みたいなこわい顔とか)してると思うわー。

 

「かりん」2023年8月号のうた

およよよ~~、もう八月も終わりそうじゃん!

 

ほぼ一カ月、かりん全国大会の余韻にひたって、あんなこともあった、こんなことがうれしかった、と思い出しながら、ほとんどの時間を横になって眼を冷やしていました。

 

眼科で、以前からの白内障が悪化しているともいわれ、スマホはできるだけ遠ざけるように言われたのを守って、YouTube江戸川乱歩の小説の朗読を聴いたり、読みかけの『スタイルズ荘の怪事件』アガサ・クリスティーは途中まで映像で知っているのに結末を知らないというじれったい状況だったので、眼が楽な日に少しずつ読んで積読をじわっと消化したりしていました。

 

なんにもしてないのに赤いあざができて、十分くらい忘れてると消えていたりするので、整形外科で新しく出された薬の説明を読み返したらそういう副作用があったら医師に相談、とあったので、即相談。ついでに眼がすごく乾いて痛いしぼやーっとしか見えない件も話したら、薬の副作用より、あるいは別の病が合併してる可能性がある、と言われてショック。。。薬は少し使ってすぐやめたから、副作用なら引いていくようだけど。合併症もあわせて様子見です。

 

体調不良もあったので、高校の(外の人からは進学校と言われているけど入ってみたらなんちゃって進学校)卒業年度11クラス全体の同窓会もギリギリで欠席しました。

 

あの頃は、1クラスが47人とか、凄かったね。わたしは入学した直後から、校則があることは頭になかったので、パーマかけて髪にリボンを結んでいたりしたけど、先生たちもゆるくて「似合うねー」とか言ってくれてたし、授業中はすべての時間突っ伏してぐぅぐぅ眠ってしまうのもわかってて、差す時はわたしを起こさず飛ばしてくれたり、授業前に先生の方から「顔色が悪いから保健室で寝ていらっしゃい」とベッドで仮眠させてくれたり、なんだか先生たちにやさしくされてたなー、と思います。

 

わたしは高校1年の時にとても清らかなおつきあい(帰りのバス停まで彼の自転車のうしろにわたしが横すわりして二人乗りで送ってもらってたり、交換日記をしたり)をしていたかわいい男の子に会いたかったけど、彼は参加しなくて会えず。連絡先を交換してふたりで会おうとしたんだけど、妻子持ちと聞いたら、会ってまた好きになってしまったらどうしよう、絶対的片想いになるのやだー、と不安になってしまってそのことを伝えていつか複数人で会おうね、ってことになりました。妻子持ちの人を好きになるのだけは、その先に絶望しかないので嫌なのです。

 

さて。今月のかりんはⅢ欄にいます。

よかったら読んでみてください。

 

全国大会で選者の方々にお目にかかって、毎月続けて出しているうたは一方通行ではなく、こころが通い合ってるんだ、、、と感激しました。

特に全国大会では米川千嘉子さんがこまごまと気にかけて声を掛けてくださって、馬場あき子先生にも紹介してくださったのは、思いがけないことで本当にうれしかったです。米川さんが「しなのさんは津から来られたんですよ」とおっしゃったら馬場先生が「津なのにしなのちゃん、津なのにしなのちゃん。なのね」と繰り返し呼んでくださったのも「この響きの良さが、、、韻律!!!なの?」とひとりで感激していました。

 

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かりん8月号の歌(Ⅲ欄) 森田しなの

丑寅の方位はちょっと、もごもごと言い訳をして江戸を避けいつ

トーキョーはテレビの向こうのとおい国 鹿のこえ聴き今宵もねむる

心もち落ち着かなくて薔薇園を訪う月曜午後の曇天

薔薇たちのかおりをたっぷり吸い込んでからだを縛る気怠さを吐く

咲いたまま色褪せた薔薇が気になっていつまでもいつまでもみていた

ふんわりとわたしをつつむ月光に鋭さを増す右指の影

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今日は体調が良いです。目薬を差し続けていなくても見えるので、久しぶりにブログを書いてみました。

いつも読んでるコラムやブログはずっと読めないでいるので、治ったら爆読みします。

 

かりん全国大会、直前に迫る!

あさっては、ついに、かりん全国大会です。楽しみだけど、緊張もしています。

 

わたしは、三重県の鹿が鳴き猿が横切るような山あいに住んでいるし、仕事柄、通勤もなくほとんど家から出ない生活をしています。そのため、東京というのは昔のひとが「一生に一度はお伊勢まいり」と言ったのと似ていて、とんでもなく遠くて未知の国なのです。おのぼりさんよりひどくて、おっかなびっくり出掛けて行く感じです。

 

Twitterではたまに言っていたのですが、先月末、突然まぶたが腫れ上がって眼が開かなくなってしまい、薄目で生活しているうちに熱は出るし、じんましんは出るし、何かの呪い?と思うぐらいひどい状態でした。

 

せめて顔面のひどい様だけでもなんとかしようと、ドラッグストアにステロイド薬を買いに走ったのですが、リウマチの治療でもステロイド薬を服用しているので、塗り薬でまで使いたくなくてウロウロしていたら、すかさずBAさんに声をかけられてしまい、もうやけっぱちになっていつもなら断るBAさんのアドバイス通りに、あーもうこうなったらやってやるよ!これもあれも頂戴!と痛んだお肌回復系の美容クリームなどを買い込みました。

 

ああ、ごめんなさい、BAさん。わたし、おなじ系列のドラッグストアで一瞬だけ働いた経験があって(何も教えてもらえないし、体力的に無理だしすぐやめた)、バックヤードにはその月に重点的に売るべき商品の個人別の売上グラフがあるのも知ってるし、はーん、今月これを売りたいのね~、ぐらいにしか思ってなかったの。

でも、言われたより多めに、さらにこっってり、ますますごってり何段階にも塗り込んでみたところ、一週間かからずに元の肌にほとんど戻れた、気がする。

BAさんに見せられた肌荒れのひどい赤ちゃんの回復していく使用前使用後写真では二ヶ月後にきれいな肌になっていて、「新陳代謝のいい赤ちゃんの例ですからねー、もうちょっと長くかかると思います」って言われた。でもわたし、歳はくってるけど魔女だから。もてる力を治癒に全振りしてたら一週間でいけましたよ!BAさん!今度何かお菓子でももってお礼にいかなくては。

 

眼の方は、全開ではないけど開きました!

視力が0.4ぐらいあるつもりで生活していたら0.1だったり、右眼だけ二十代から訳あって白内障だったのが、左も白内障になって両目とも悪化しているそうです。うーん、魔女のみんながみんな不老とは限らないのか、、、老化は想定外だった!!

そのため、白内障のぼんやりした世界は濁ったみずのなかを泳いでいるかんじです。

 

さて。木曜の今、体調はほぼ出掛けられる状態に戻りましたが、今月ほぼ涼しい部屋のなかで氷枕で寝たきりでふぅふぅしてたので、東京に行くときの暑さと体力が心配です。

 

荷造りもあれもこれも要るような気がして、オロオロです。少しの荷物で旅ができるひとに憧れます。

 

旅先でどの本が読みたくなるかわからないから、気になる本、読みかけの本など何冊かもって出たり、もちろんKindleも持って出たりします。

 

ふだん、両親と同居していると、両親の好みにあわせた熱いお風呂、両親が買ってくる溫包ゆずの香りにばっかり入ってるから、旅先では贈り物にいただいた素敵な香りのバスソルトをぬるめのお湯に使うぞー、とわくわくで持参します。

 

逆雨女なので、わたしが地下から地上に出たら雨が止んだり、お店から出るタイミングで雨があがったりするので、傘をさすことがないのに持っていくべき?と迷ったり。荷造りから早くも全国大会がたのしくなっています。

 

全国大会というものにはじめて参加するので、人見知りだし、まだトーキョー怖い

((( ;゚Д゚)))と思ってるところがあるので、キョドキョドしているかも知れませんが、とにかく体調だけはなんとか間に合わせたので、がんばってみなさんについていこうと思います。

 

短歌のこと好きだけど、今まで難しいことを考えずにふわっとつくってきたし、古典文学のことももっと勉強しないと知らないことばっかりだし、高度なお話についていけなかったら……と不安もありますが、そのときはわかるまでお勉強します。

 

(ここが一番大事なことかもですが…、まいごになってたら助けてくださーい…)

 

かりんに入会してから時間はあったのにウッカリしていて、名刺をつくりなおすのが間に合わなかったので、手書きバージョンと、スヌーピーどんだけ好きやねん修正バージョンもつくりました。もし受け取っていただけると、とてもうれしいです。

 

当日は、どうぞよろしくお願いします。(ぺこり。)

 

「かりん」2023年7月号のうた

六月末ごろから眼がひらかなくて、すぐにも治るだろうと思っていたら、ひとつき。目薬とか涙とかのせいで?顔がかぶれて、ぱんぱんまんに腫れて荒れていて、今は薄目でPCに向かってます。謎の呪いをかけられてる気がします。

 

もうっ!あと来週末には東京遠征のかりん全国大会じゃん!

体調的に行けるの???という感じですが、そこはゴリ押しで、なんとか治す!

眼がみえにくかったりしてぼや~としてたり、顔がはれてて失礼ながらマスクで隠し通しててもおゆるしください。

 

今月号で三カ月連続の若月集掲載だったので、ピシッと身が引き締まるきもちです。

ありがとうございます。

 

よかったら読んでみてください。

 

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かりん7月号 若月集 森田しなの

グレゴール・ザムザのように竹になる予感のうちに筍を食む

うたた寝の母のとなりに腰かけて母からひびく潮騒を待つ

しらしらとひとつひとつが光る花ゆらせばしゃらんと鳴り出しそうな

ちいさくてまるいみつばち潜り込む 花のなかはと秘密を覗く

小雨降るさなかも蜂はひたぶるに羽音を残す耳の奥へと

芽吹く樹がわたしより偉く見える日のやけにしょっぱい桜餅の葉

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スマホ、あんまり使うなと言われてるので、Twitterとかぜんぜん追えてないです。

眼を休めるために、YouTubeで怪談朗読とかきいてます。

 

「かりん」2023年6月号のうた

キマシタワー、梅雨。どんよよよーんとして必要最低限しか動きません。

鬱々とする分、テニスは熱心です。テニスで発散しています。そしてカラダが壊れそうに痛む日はこんこんと眠る。その繰り返しです。

 

よく考えたらもう六月だし、東京でのかりん全国大会は来月ではないですか!

こんなぐうたらしていたら、だめじゃん。

まだ遠出はこわいけど、行くと決めたら行くのです!うりゃーあ。

 

今月のかりん、二カ月つづけて若月集に載せてもらったことは初めてだったので、(鏡をみてなかったけど)少女漫画によく使われる顔面縦線、白目で青ざめてワナワナ…の表情になって恐れおののいてしまっていたかと思います。

若月集、とても緊張します。

 

よかったらお読みください。

 

わたしの歌は、わかりやすくて難解さの欠片もなく、すなおだけど、あ、そう、で済んでしまうような、取り立てて引っかかる点のないところが浅いのではないか?といつも悩んでしまいます。

でも、かりんに移ってから、穏やかなきもちで、焦らなくても歌がでてくるようになったのは本当に良かったと思っています。(それができの良い歌かどうかは別としてです)きっと、かりんという結社、環境との相性が合っていたのかな、なんて勝手に思っています。

 

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かりん6月号 若月集 森田しなの

暖房費削減のため両親がうたた寝をする居間で働く

仕様書を二ページ眺めているうちにシジュウカラ来てすぐ居なくなる

鵯はりんご大好きAmazonで取り寄せた餌はまるで食べない

風習で葬式の花を分けあってカサブランカが家中照らす

こころから鍵が外され散歩欲おおきな音を立てて弾けた

菜の花の黄色はまっすぐ過ぎるから我慢できずにUターンした

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馬場あき子先生のドキュメンタリー映画、今月末頃から名古屋でもシネマスコーレで公開されるそうなので、絶対観に行こうと思ってます。

 

名古屋駅まで出るのはせいぜい二時間で行けるのですけど、東京となるとなかなかそうは行きません。全国大会は、二泊三日計画です。二日目は名古屋までは帰れるけど自宅まで帰ると夜11時ぐらいになると思うので、第二のふるさと名古屋まで帰って名古屋の宿で落ち着いてから月曜日に帰宅しようと思います。

お会いできましたら、ぜひよろしくお願いします。人見知りで不器用で話すのが得意ではないのですが、かりんの皆さまと仲良くなりたいです。