今月は、月はじめにどびゅーんと高熱が出て下がらず微熱の日々がつづき、月後半の今になってようやく落ち着いてきた、そんな状況です。
理由は、代謝を上げる系の漢方を勝手な判断で購入して飲んでみたところ、即、全身が真っ赤になり地獄のようなかゆみでうぎゃーーーとなったので、アレルギーかと思います、何らかの。
今月の採血報告。
今月はそんな体調不良の後半、かゆみはおさまったけど全身が日焼け跡みたいに皮がぺろぺろめくれてる姿だったので、やだーと思ったけど、毎度採血に難儀することは看護師さんもわかっておられるので「前回も手の甲でお願いしてましたし」と奇跡的に被害のなかった手の甲をスッと差し出して事なきを得ました。今回はすんなり採ってもらえてよかったな。手の甲は痛いでしょうにすみません、といつも謝られるけど、こちらこそ血管が細くて困らせて申し訳ないし、慣れてるので痛くありませんよ~。
最近は、短歌ロスで枯れッ枯れの日々で月詠もヨボヨボです。
こちらは今月号の未来の歌です。そろそろロスがひどくなって枯れてきた頃のむりくり出した感ある月詠だけど、よかったらお読みください。
それにしても、人名を詠んだ歌では大下容子アナがだんとつに多いな。今回で白鵬さんを超えてしまったな。
ーーーーーーーー
トライボフォビア 森田しなの
積年の悩みはとうとう名を得たり集合体恐怖症というらし
飾られたガーベラ開き切る頃のみっしり並ぶ花弁がこわい
花は咲くそれだけなれど花首をうつ伏せにしてガーベラ捨てつ
あなたにもわけのわからぬ滑稽な恐怖のひとつくらいあるでしょう
「本当に怖いのは人」と言う人に薄く笑ってその先を聞く
恐怖症(ルビ:フォビア)という言葉に抱く疎外感 拒んでいるのはわたしだろうか
好きなものばかり並べて暮らしたい鱒寿司、ネコチャン、大下容子
二人とも大下容子アナが好きわたしの好きは恋に似ており
ーーーーーーーー
今月号の工房月旦のコーナーで、大西久美子さんに一首とりあげて評をしていただいています。自分の意図した以上の深い部分まで読んでくださっていて、本当にありがたく、また次にがんばるためのエネルギーになるというか励みになります。
前髪を花切り鋏で切り揃えこれでええわとつぶやいてみる/森田しなの
(未来七月号から)
ほかの方の歌への評も勉強になるので、工房月旦はいつもじっくり読ませていただいてるのですが、歌会ロス全開!!!誰かの批評がききたいdeath!!な気持ちの今は、工房月旦を真っ暗な旅路にともった灯のような思いで読んでます。