未来2021年1月号、すごく早く届けていただきました。
ありがとうございます。
でもわたし自身は、新年を迎える自信が無いので年越しギリギリまで駄々をこねまくります。やだやだやだー、今年なんにも成し遂げてないじゃん!
それでも、来年こそ、やります!
短歌的には、水面下で計画していることはありますが、わたしの発表分についてはまだ暗中模索しています。
未来賞、自分としてはがんばったつもりだったけれど、1月号が届いてみて、あちゃーやっぱりかー、という感じです。
がんばるのベクトルが間違ってたのか?とか、このテーマだと特定の境遇の人にしか意味が通じない部分もある?とか、反省したけど終わったことなので、忘れます、ぴやっ。
今月号は開いてびっくり、平岡ゆめさんと並んで載せてもらっていて、歓喜です。岡井欄のときから平岡ゆめさんの歌は好きで、それにゆめさんとは短歌はじめて最初期(まだ超人見知りだった時代)にリアルで出会った同郷のベテラン歌人だったので、大辻欄で並んでるのがふしぎな縁というか、うれしいです。名前も、ゆめ、しなの、と平仮名並びがうつくしくて素敵なので、これからもゆめさんと並ぶことができるといいな、いや、そのためにはわたしがもっと月詠をがんばらないと、と思うので、もっと研鑽したいと思います。
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1月号のうた 森田しなの
秋に向かうきもちはきれいに整わず半袖のまま十月をゆく
アクセルを踏み込むときの全能感ぶち破り越えられる気がする
読みきれぬツイートの波に君の写真ただよい来ればさらってしまう
ああ寒いいつからこうしていたのだろう除菌ウェットティッシュ乾いて
高熱でみる夢のなか墨汁とタロイモを混ぜ飲まされており
日本語の通じない夢おそらくは英語とスペイン語のちゃんぽんだ
畔にはミサンドリーという鳥の棲む気配してさざ波の立つ
メデューサの悲しき神話わたしにもメデューサを継ぐ欠片はありて
眠る前フランキンセンス香らせてわたしをさらう闇を待ってる
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工房月旦という、ちょっと前の月に出た未来から選評をしてもらうコーナーがあるんですけど、ここで歌を引いてもらうのもとても励みになります。
工藤吉生さんに、10月号の連作の中から大下容子アナが大好きなことを詠んだうたを二首引いていただきました。
母とふたりチキンラーメンすすりつつ大下容子アナを誉め合う/森田しなの
二人とも大下容子アナが好きわたしの好きは恋に似ており
(「未来10月号」より)
とても温かい評をいただいたので、ほわわぁ、とうれしくなりました。ありがとうございます。
これを読んでいる人がまだ2020年に居たら、良いお年をお迎えください。
既に越しちゃってたら、相変わらずぽやんぽやんしてますが新年もよろしくお願いします。