父、母、わたしの3ピース家族の中に1人認知症の父が居るだけで(まあ、母も腰が直角に曲がって歩くのもヨボヨボで一日中ウトウトしてるけど)日々はドンヨリ重いです。
認知症の父は「運転できる!」と言い張るけど脳のクリニックの先生に「運転はやめてね」って言われてるように絶対!運転なんかさせられないから、結果、わたしは毎日のようにだれかの病院に付き添わないといけなかったり、重い買い出しに出掛けないといけなかったり、奴隷のような気持ちで休みなく過ごしています。
しかも、、、、父がほにゃ十万円お金をおろしてきたのをそのままうちの中で失くしてしまって探しても探しても見つからないので、ほんとに悲しい。。。ここに置いた!って言い切るけどそこからまた別の場所に隠し直してるようす。それでも自分のせいじゃない、自分は認知症とちがう、泥棒が入って盗られた、犯人もわかってる(勝手に近所の不仲の人を犯人扱いしてるし・・・)、朝起きたら階段に泥の靴跡があった、とかテキトーな嘘ばっかり言いやがりますので、わたしもキレてまた手が出てしまいます。そうしたら、この家は俺の家、俺の金だからもうええんや、とか謎理屈で探そうともしない。今はお天気がいいから散歩してこよ~って出かけたから、誰か車で轢いちゃってくれないかなあ。こっちは虚しさで半泣きだよ。その間に、わたしと母で必死に探すのだけど、いらんことするぐらいやったら出てけ、って言うの。ほんと、わたしがすこしの手荷物もって車で逃げだして一週間ほどビジホ旅でもしたら、車が無いと生きられない田舎では父も母も食糧を買いに行くこともできないし、自分の首しめてるってわかって酷使して勝手言ってんのかな?と思っちゃう。
せっかく、昨日は兄がわたしを気分転換ということで牛銀本店にすき焼き食べに連れ出してくれてご機嫌だったのに、台無しだよ。以前、本居宣長短歌大会の副賞が松阪牛1万円分だった時、たまたまわたしが宣長賞をいただき、おにくもいただいたけど、自宅で舌馬鹿の飯マズな母がすき焼きにしてくれたんだけど、その時、兄が「牛銀本店に今度つれていったるよ」って約束してくれてたの、それを覚えててくれたんですね。フフフ、いい兄でしょ。ホワイトデーだからっておいしいお菓子もたーくさん買ってきてくれたし、わたしには過ぎた兄なんですよ。ああ~昨日はなにもかも美味しかったし兄とゆっくり話せて楽しかったのになあー。
さて。
かりん3月号、届けていただきました。今月もありがとうございます。
かりんに移ってから、3月号って一年の最後の締めのように強く感じるようになりました。未来の時は、毎月の違いって特に感じなかったけど。
今月号はⅢ欄見開きの左下最後の行から始まっているので、いつも「しなの」で探していくけどⅢ欄さいごまで三周探してやっと見つけました。載っててほっとしました。恋のうたが続いている数カ月でしたが、今月のうたを書いてた頃あたりから介護におわれるようになってきてた気がします。よかったら読んでみてください。
ーーーーー
かりん3月号のうた(Ⅲ欄) 森田しなの
「生きるとは闘うことでしょう?違う?」第五ドールの真紅は言えり
あまりにもあなたの世界は遠いからこころのこえを最大にする
会えないし会っても言えないあなたへと今日もがんばってと叫んでる
「すきです」とリップシンクを繰り返すあなたに見えないくすんだ部屋で
恋人がサンタクロースの人もいるわたしは父のおむつを捨てて
真夜中の止まらぬ咳に喘息と病名がつくと少し落ち着く
ーーーーー
畑彩子さんの選で前月号の十首(Ⅲ欄)に載せてもらっています。
水彩の絵の具のチューブを絞っても絞りきっても残ってる「すき」/森田しなの
「かりん」2月号
わたしのような者の拙いうたでも読んでもらえているんだぁ、と実感できてしみじみうれしくなります。とても励みになります。
さあ。
ブログを更新したら、再再再再度、父のなくしたお金を探せるだけ探しまくってきます。盗まれたもの、と本人はもう執着してないので、当然、見つけたらアテクシが全額ゲットですわよ!!!