恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

「かりん」2026年9月号のうた

かりん全国大会から帰ると、かりんが届いていました。

ギャー!恋をあきらめてしまえたら、とやけっぱちな気持ちで詠んでしまった時の連作、今はタイミングわろし。わたし、成敗されるまではまだあきらめませんから!

 

Ⅱ欄の見開き左上にいます。

今の短歌は、恋愛べったりな歌は詠まれない流れらしいですけど、これがわたしの率直な歌なのでしかたない。

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七夕が近づいてくると一年に一度だけ会えるあなたをおもう

片恋は0ー40から動かない アドバンテージはわたしに来ない

幾年も叶わぬおもいに囚われて渡す自信のない文を書く

長々と煮詰まった恋に決着を あきらめて残り香になれば平穏

歌詠みは恋に悩んで告白し打ちのめされるまでを詠むべし

困らせてしまうだろうか あじさいは雨に打たれてさらに鮮やか

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はい、悩みから解放されることはありませんでした。

ハッ!好きでもないわたしから告白されたら不愉快でこれもハラスメントなのでは?恋ハラ?と思い、お手紙を渡した後、一度も近づいて話しかけることができなかった。お手紙のお返事もなかったからやはり恋ハラなのかな??

帰り道、このまま最後じゃいけないと思って、みんなと反対方向へ歩いていったところを思わず走って追いかけて名前を叫んでみたけれど、雨音にかき消されたのか、わたしと知って聴こえないふりをされたのか、追いつけないまま離れてしまった。

 

告白したら、バッサリ袈裟がけに斬られとどめを刺されてあきらめがつくと思っていた。黙って距離を置くというお断り方式はわたしの想定外で、混乱してる。恋はそんな簡単なものではなかったのだ。

 

と、わたしのことはここまでにして。

 

京都歌会の支部でいっしょの秋山聡子さんがかりん賞を受賞されたことが本当におめでたくてうれしいです…!!

支部でも遠征組の私たちは、帰りの時間を気にしながらも歌会後のお茶会をして、京都駅ではわたしこっち、じゃあまた!みたいにお互い慌てて別れるのだけど、心をひらいて歌の話ができる数少ないお仲間で、支部活動も充実してたのしいです。

秋山さんの作品が好きで、毎号若月集で読めるのでうれしいです。結社の中に読みたい人がいる、ってとても幸せなことだと思う。

 

受賞作から少し、引かせてください。

「おびただしき手」秋山聡子

わが吐きし言葉のごとくコーヒーを棄つればシャツにつきたる飛沫

泣く子は崖、立ち尽くす吾も崖なれば意味なんかない秋のすずしさ

底ふかく澱をしづめて汽水湖はわらひつつ拒むやうなかがよひ

 

同時受賞の「甲府駅のカフカ」山口真知子さんもおめでとうございます。タイトルからもう素敵で惹かれます。

 

今月号では、前月号作品鑑賞(Ⅱ欄)で、遠音さんに一首とりあげていただきました。読んでくださる方がいる、ということがとても励みになります。ありがとうございます。

屋内のテニスコートにエアコンが稼働し始め夏へと向かう/森田しなの

 

 

「かりん」2026年8月号のうた

8月は父のおつむが相当メチャクチャになって毎日ドタバタで疲れ切って、本気で殺したろかと計画しながらやり過ごしてました。

ほんと、もう、死んで!!

昨日の夜中も、絶賛はまってるduolingoで勉強してるのに、ドカドカ部屋に入ってきて「火事やーー火事やーー」って窓あけたり「逃げろ!逃げな死ぬー」ってわめき散らしてオロオロ暴れるし、知るかボケ!ってまたduolingoに戻ったら「あいつはもう焼け死んだらええ、俺らだけで逃げようや」とか言われるし、いちいち傷付くよりも、いつ妄想が襲ってくるか、黒ひげ危機一発みたいで過大なストレス。

 

そんな中、どんよりしながらも名古屋へ石田組コンサート、聴きに行きましたよ。初めての生・石田組!はうあ〜、組長はじめみなさま素晴らしい演奏で素敵。わたしは音楽の中でも弦楽アンサンブルが絶対的に好きなんだ、と思い知った。弦楽器の木の音が重なり合って圧になって高まっていく感じ、たまりません。最後の最後、組長が「も一曲やる」って言った直後、間髪入れずにはじまるSmoke on the water(昔から大好き)にしびれました。んーん、相思相愛。介護疲れからかなり解放されました。ありがとうございました。

 

さてさて。今月のかりんは、Ⅱ欄見開き左上にいます。よかったら読んでいってください〜。

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8月号のうた 森田しなの

屋内のテニスコートにエアコンが稼働し始め夏へと向かう

五百ミリいろはす二十四本分からだから外れコートを駆ける

胃薬は欠かせなくても軽々と返球できる今がうれしい

ころころとまるいいちごは幾日か見ないでいると尖って実る

いちごいつかと迷いおる間に先端の赤いところだけ鳥がついぱむ

昨年は豊作だったジューンベリー今年も実れば鳥の食堂

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バタバタしてるうちに、ぎゃー、もう来週末は年に一度の大遠征、民族大移動、かりん全国大会ではないですか、マドモワゼル?

会って話してみたい人がたくさんいるけど、人見知りストなので…どきどきです。

「かりん」2026年7月号のうた

七月になって、本格的に認知症ジジイの異常性があらわれてきて、ほんと自分が認知症になったら即自決しようと思うくらい、迷惑でおぞましい。
食事はできたものからテーブルに運ぶと端から全部食べてしまう。ネットで前に見て恐怖した「食いつくし夫」とかいうものにまったく似ている。脳の構造?が似てくるのだろうか。全員そろって食べ始めても他人の皿に箸をつっこんでまで食べるし、すき焼きは鍋が空になるまで(おうどん2玉も入ってる!)特に肉からガツガツ食べる。大皿料理を小皿に分けておいても他人の皿からとるから同じことだ。もう、おでん、鍋系はできないってことだな。南無~。

そんなこともあって、ヘトヘトの日々だったので、七夕さまに恋のおねがいをするのも忘れて9日になってたやん。先行き不安だぁ。

今月号の「かりん」は、ビジュアルできゅんきゅんしてしまった石田組組長のことを連作に入れたのだけど、そこの部分はごそーっとボツでした。前に、「未来」にいた時だったけど、イエローモンキーのライブの感激を連作にした時も客観性に欠けるといったような理由で一首(吉井さんを褒め称えたうた)がボツになってたな、と懐かしく思い出しました。

Ⅱ欄のぱっと見開き左上にいます。
よかったら読んでみてください。

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7月号のうた 森田しなの

満開の姿を見せていたことを忘れたように葉桜の立つ

新しいスコートの左ポケットにたまりゆくテニスコートの砂は

庭先に赤子の腕かと慄けば泥棒猿のかじった大根

薔薇の木を植え替えるとき手袋を着けずに棘の痛みも味わう

十五年弾いていなくても不意打ちでヴァイオリンを弾くゆめをみてしまう

忘れない松脂を弓に塗るときに粉の散るすんとした良いにおい

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Ⅱ欄の前月号の十首に遠藤由季さんに選んでいただいていました。「かりん」は毎月届くけれど、前の月をふりかえって読んでいただける機会になって、とてもうれしいです。ありがとうございます。

 切り立ての髪を乱され春風に「ヴィーナスの誕生」を思いき/森田しなの

絵画作品などを美術展などで見て歌にするのは、わたしにはまだ自信がなくて、すぐ浮かんでくる程度になじみのある絵画を、短歌の雰囲気にそわせて詠み込んでみたらどうだろう、と思って試してみました。

 

前月号作品鑑賞 Ⅱ欄 のページでは、井上久美子さんに先月合から一首とりあげていただきました。とても丁寧に読んでくださっていて、からだが熱くなるような感じでどきどきしました。ありがとうございます。

 恋人と歌に詠まれしゼフィランサスそわそわしながら球根植える/森田しなの

わたしは勘違いしていて「ゼフュランサス」と書いて送っていたようなのですが、きちんと直してもらってありました。お世話をおかけします。
元になる作品(この場合は本歌取りではないですよね?)を読んだ時、くらくらするような甘くて胸苦しい気持ちになって、ベッドの上で読んでたので「わー、わー、素敵すぎるー」とか叫びながら右へ左へごろごろごろごろ転がりまくったのでした。元になる作品はひみつです。

 

毎年、全国大会の直前になると、どうしたらこうなった???という感じに体調がブッ壊れるので、今年も心配です。去年は、全国大会前一カ月はテニスに行かないでがまんしていましたが、今年は今のところ、スーパーで派手に転んだり、ボールが当たったりで全身がアザな程度で済んでいます。

 

「かりん」2026年6月号のうた

とうとう6月号になり、いよいよかりん全国大会の申し込み用紙が「かりん」に掲載されたのですが、台風や郵便事情もあるのでソワソワ待っていました。
と、いうより、今年は、毎年トーキョーまで出掛けることに母が文句を言いだして、参加できるかどうかもわからない状況だったので、届いてからどう振舞えばうまいこといくかな?と頭が痛かった初旬でした。

各地から届かない不安なメッセージがあふれていたのに、なぜか、すごい山間部に住んでるわたしのところには月曜の午前に届いていたのが不思議でした。ありがたいことですけど、とっても謎いわ。

かなり不着が多かったためか、しめきりを10日ほど後ろ倒しにするようすぐに対応してくださるのも、なんというか臨機応変でかりんらしいなあーと感激しました。


今月もすてきな歌集をもりもり読んでいるのに全然うたは作れず、胃痛はえぐいし、もー、ストレス発散に隙を見てはテニスで汗びっしゃびしゃになってました。

今月号は、Ⅱ欄見開き右上にいます。
え、いつも探すのに今月はすごく見つけやすいとこにいるー、ってうれしくなりました。よかったら読んでみてくださいませ。

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「かりん」6月号のうた 森田しなの


温かい部屋に集まり死んだふりしているウォーキングデッドカメムシ

風呂場にもカメムシは居るお互いに知らん顔して湯の中と外

カメムシの存在が当たり前になり錆びた画鋲もカメムシになる

次の世もうまく人間に生まれたらわたしをDaphneと呼んでください

恋人と歌に詠まれしゼフィランサスそわそわしながら球根植える

切り立ての髪を乱され春風に「ヴィーナスの誕生」を思いき

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前月号作品鑑賞のページで、江川美恵子さんに一首引いてもらっています。

眠りだけがわたしを静かに受けとめる母を育てた海辺をおもう/森田しなの

ありがとうございます。読んでいただいていることが励みになります。はじめの頃はうたをつくるだけで楽しかったけど、最近は、一方通行でなく読んでくださった方に何かが届けばうれしいと思うようになりました。

さて。
全国大会ですが、半べそで訴え、居ない間の食料をがっつり用意しておくことを条件にして、参加を勝ち取りました。イエス!!

全国大会でお会いできるみなさま、わたしは非常に人見知りがひどいのと、一年に一度しかお会いできない方のお顔を全員パーフェクトに覚えていられる自信がないので、見かけたら気軽に声をかけてください!よろしくお願いします。お友達になってください。少々瘦せましたが別人レベルまでは行ってませんから...(ざんねん!切腹!!)

 

 

「かりん」2026年5月号のうた

連休でぽやんぽやんして、連休あけたら「かりん」を届けてもらいました。
いつもありがとうございます!

今月号は、昇欄してはじめてⅡ欄に掲載されるので、どっきどきでした。
さがしたら、きっちり100ページに居ました。なんか、縁起いいかも?

ちょうどこの頃は、介護ストレスも頂点で、まったく歌がつくれなくなって、ますます悩んでしまって、始めた頃はたのしいばっかりだったのに、苦しいのにこのまま続けるのはどうなんだ?それにしてもテニスはた~のしぃ~なあ~うぉりやーー、とテニスに逃げて月詠も出せるか不安だったころです。

よかったら読んでみてください。

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5月号のうた 森田しなの

この冬はおかしなことが起きている庭の木の実に野鳥が来ない

鉢植えのレモンは四つ実を結ぶ 初めてのことで食べずに飾る

プチプラのある化粧品を世間では「ババアの粉」と呼ぶと知りたり

歌を詠む心がまるで整わず話す言葉もぎこちなくなる

眠りだけがわたしを静かに受けとめる母を育てた海辺をおもう

九年で遠いところに来たのかな 最初は楽しいだけだったはず

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はじめてのⅡ欄ですが、これからはもっともっとのびのび詠めるようになりたくて色んな先輩や仲間から学んでいるところです。ナンダカンダで毎月、かりん京都歌会の支部活動にも通っています。(吟行会のほかでは観光はしたことないけど)

昇欄しても、米川千嘉子さんは入会してはじめての大好きなお姉さまだから、ときどきお便りできたらいいな、って思います。Ⅱ欄になると、梅内美華子さんに月詠を送ります。かりんは素敵なお姉さまであふれてるので、これからもどんな素敵な出会いがあるかときめきます。

「かりん」2026年4月号のうた

短歌結社かりんでは、4月号で昇欄のお知らせが掲載されます。

全員、入会した時点でⅢ欄に入り、そこからⅡ欄へと昇欄していくことになるのですが、発表を確認してから月詠を送ると締め切りに間に合わない心配があり、昨年は「かりん」が届いて昇欄していないことをきちんと確認してから、いつものⅢ欄に郵送したものの、その時にわたしがあんまりアワアワ焦っていたために、昇欄に必要なことなどをやさしく教えていただき、「よし!わかった!わたしの昇欄はまだまだ先っぽいからⅢ欄でのびのび行こう」と思ってました。

そうしたら、今年の4月号では昇欄のお知らせに載っていてひゃーっ!大変!でした。
今年は昇欄のことも忘れて先週のうちに早々に月詠をⅢ欄の宛先に送ってしまっていましたので。アセアセしてメールで事情をお伝えし、お手数をおかけしてしまうことをおわびしたりしましたが、またしても米川千嘉子さんからのお返事メールにデレデレになってしまいました。Ⅱ欄になったので、これからは梅内美華子さんに月詠を送ります。全国大会の歌会で梅内美華子さんから『短歌うたことば辞典』を直々にいただいた時以来で、今からどきどきです。

 

それにしても、かりんって、素敵なお姉さまであふれ過ぎだと思うの。わたし的には正直、パラダイスです。

今月号では、まだⅢ欄をぺらっとめくったあたりにいます。来月号からⅡ欄に掲載されると思うと背筋にヒョッ!!という感じですが、のびのびやっていきたいです。

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4月号のうた 森田しなの

白髪の美しきこと しばらくは白黒二本を並べて見入る

ぐちゃぐちゃに荒廃してゆく心からどうしてこんな綺麗な真白

「舞台女優みたいな倒れ方だった」転び方ばかりほめられている

春になり気鬱の晴れ間は若いころ気後れしていたスコートを履こう

姪っ子が子を産んだこと半月の過ぎたるのちに聞く 名は知らされず

兄は祖父になりわたしの双六はいつまでも未婚から動かない

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久しぶりに前月号の十首(Ⅲ欄)の中に、鹿取未放さんに選んでもらえたのもうれしいです。ありがとうございます。読んでいてくれる人がいる、と思うとわたしみたいなものでも続けていていいのかな、って感じられて、今があるのかも知れません。

ぼんやりの母が突然てきぱきとタオル!救急!誘導!と指示/森田しなの

昨年度は介護のうたばかり詠んでいたので、かりん賞にまとめる時、同テーマのうただらけでまとめやすさはありますが、読み返して面白いものではありません。
今年はジジイのことはできるだけうたにしたくない、好きなことや楽しいことを詠んでいきたいものだ、と思っています。どうなることやら、ですが。

最後になりましたが、昇欄されたみなさま、おめでとうございます。
わたしも追いかけていきます。これからもよろしくお願いします。

 

「かりん」2026年3月号のうた

は?
え?
もう三月半ば?はえー!

先月あたりがどん底ピークで相変わらず歌が詠めません。
短歌を始めた頃は考えなくてもつるん、すとん、で自然の摂理みたいにできたのに、なぁ~にぃ~ゆうぅ~ええええゑゑゑ!?
正直、テニスの方が今たのしい。ウェアも新しくして、スカートに見えるキュロットですがまだ朝寒いので履いて行っていません。着るものに頓着しないのにテニスウェアは見てても楽しいので、このままでは普段着よりテニスウェアの方が増えそうです。

父も来週からまた施設に捨ててくるので、わたしが高熱を出して寝ているのを起こして食事のおかずが足りないから買いに行けとか言われなくなるのがめちゃめちゃうれしい。施設の金額も馬鹿にならないので、サクッと死んでくれたらサッサカ焼いてやるのに。葬式は旅行に行って出ない予定。

今月もかりんを早々に届けてくださってありがとうございます。
Ⅲ欄の見開き左下のほうに載せてもらっています。
介護のうたを詠み続けた一年でした。最後は流血デスマッチでしめくくりデス。

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かりん3月号Ⅲ欄 森田しなの

さっきまで怒鳴り続けていた父が静かになって見たら血みどろ

看護師の経験を持つ母親は躊躇なく割れた頭部を覗く

ぼんやりの母が突然てきぱきとタオル!救急!誘導!と指示

待ってたの?という程早く救急車と母は病院へ わたしだけぽつん

病院の道順を知らずオロオロとお隣に駆け込みナビを頼む

翌日になればぼんやりに戻る母 通院先でくつ取り違え

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あ。父は勝手に転んで頭をちょっと切っただけで、救急車で運ばれてすぐ縫ってもらって入院もせず帰ってきたので。いっそ見えないところでドクドクと血を流し続けて失血死でもよかったのにな、と言ったら母から、あれぐらいの出血では死なんよ、と冷静な訂正が入った程度でした。

毎日が、買い出しと両親の用にうもれてしまうので、隙間をむりやり作ってテニスに行っています。
さすがに12キロほど体重が減っているので、走って追いつくのが楽しいです。
つねに静と動のよろこび(趣味とか)を持っていたいと考えているので、静は短歌、動はテニスとおもっています。
が、こんなに歌が思うように作れないとバランスは偏ります。

 

「かりん」2026年2月号のうた

え?なになに?もう二月なの??ちょっと待ってー、という気持ちです。

減量の方は普通に食べてがんばらなくても(昼ごはんはケンタッキーのチキンのランチ、晩ごはんはピザ)ちゅちゅちゅちゅーっと体重がおちていきます。病気??
あんなにがんばって動画でみた運動をしてみても変化なさすぎたのがあほのように、毎日ぐいぐい体重も体脂肪率も下げです。どこかでストップ安になるかと毎日様子をうかがっているのですが、今朝はテニスを始めた時より10キロ減ってました。道理でテニスコートを走り回れる。まだまだ減量途中だけど、今でさえ、500mlのペットボトルを20本背負った体よりは軽く動けるよねー。
残念なことに、毎日みてる自分とか親は見た目の変化に気付かないし(入らなかった服が入るようになり、前に着ていた服がぶかぶかになり途方にくれたりはするけど)、テニスで毎週会うお仲間は「痩せた?」とか言われるまでには親しくないのじゃ。

少し食べて「おいしー」と思ったら、それで満足してそれ以上食べると気持ち悪くなるというか、前のように「食べ尽くしたい」欲求がなくなり、常にどこかで不安とストレスと来し方行く末が思んばかられるきもちで「食」が家族の胃を満たすための買い出しになっているのも原因かも知れませんねぇ。

今月号のかりん、Ⅲ欄の見開き左上にかろうじています。
ぢぐじょおー、一年間、介護の憂さを晴らすが如く歌にしてきたけれど、今後はたのしかったり、すてきだなと思えたことだったりを歌に詠みたいのじゃ。うう。

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Ⅲ欄 森田しなの

ガサガサの心を湯船に浸けるときニセモノの桃の香に苛立ちぬ

みの虫のポーズで毛布にくるまってやわらかいひとに生まれ直そう

気の滅入る父母の怒鳴り合いを避け自室に仕舞うからっぽの我

ケアマネに父は言い放つ「娘はね僕の子やないもんですからね」

冗談と聞き流されたが本当に父の子でなければと願ってる

こんなにも人を呪ったことはない 月光浴に濡れ髪冷えて

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認知症の父とはグーで殴り合いですからね。
顔面とかボディとか、認知症であほになってるから力まかせに殴ってきます。
殴り合ってて、あ、わたし、ピンポイントで痛手を負わせられるところをいい具合に殴れるタイプの人間なんや、って理解してしまいました。


あーーーーーーーーバレンタインデーなんか、ぬわぁんにも無かったよ!!!
そもそも甘いものは得意じゃないからな。
おもう気持ちは熱いけど、きっと伝えたらダメなんかもしれやん、推しとして推しているだけの方が、わたしだけじゃなくて相手にも負担をかけなくて済むのかも、来世でもう一度出会えたらその時はがんばって好きって言えるかな、とかこの頃弱気になってしまう。ほんとうに素敵すぎてめまいがするひと。無知であほうのわたしなど、恋人になってくださいなんて恐れ入り谷の鬼子母神、なのじゃ。。。

 

「かりん」2026年1月号のうた

しゅごい!!超速!!1月10日までに提出する月詠がまだできてない12/30のうちに、次の「かりん」を届けてもらいました。いつもありがとうございます、なんだけど、さらにありがとうございます、という気持ちです。かりんの新年はもう来ちゃった!フフッ。

そして、わたしは今年届いた「かりん」は今年のうちに!ということで、「孤独のグルメ」をチラ見しながらブログを更新中。月詠しなはれ。

最近は、寝る前にYouTubeで「美味しんぼ」公式チャンネルからランダムにみてるので、三重県歌人クラブ会報の一首評を書かせていただくことになったけれど、興が乗るとつい影響されて大仰な感想が出て、いかんいかんと書き進めています。それにしても、10月に「書いてもらえますか?詳しくは11月頃届きます」って聞いていたのに、1月締め切りだから大丈夫ですよって話だったからお引き受けしたのだけど、行数とか仕様が届いたのが昨日って、ちょっとモニョってしまう…。人畜無害のサイコパスとしては、家族以外の人には嫌われないように不平不満を言わないように受け流して生きているつもりだけど、今回の件は自分の時間が無い中をちまちま書き溜めるのがしんどかったから、特にもやーんと考えてしまうのね。どうやら全員に送られてきた文書に入れ忘れて遅くなったらしい、悪気があったわけじゃないのよね、森田しなの?あんなヒヨコに書かせるのは反対よ!って勢力があったとかじゃあ、ないよね、よね…。ん-…。

はいっ!あと数時間で2026年きちゃうけど、今年は軽い鼻かぜ程度でインフルエンザにもなってないし、喘息も大丈夫だし、からだも軽いし食も細い。おむつを履いてくれない父のおもらしを掃除しつづけてないといけないとか、いろいろあるけど、自分としては絶好調。山羊座は宝くじ当たるっていろんな占いでみたから、自分が選べない無意味な数字にお金を賭けることを普段は小馬鹿にしてきたけど、買っちゃいましたからね、年末ジャンボ宝くじ。千万、億万単位での当たりしか眼中にないから、今回は。待ってろー、優雅な老後!(当たったって家族にも言わず淡々と今まで通り生活する予定)

2026年1月号「かりん」のうたは、Ⅲ欄79ページにいます。
あれ?12月も79ページだったね、すごいミラクル~。ジャンボ、当たれ~。

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「かりん」2026年1月号 森田しなの

上へ上へベンジャミンのつる立ってゆく未来はこっちと誘うみたいに

遠すぎるあなたを知りたい願望が走りがちになり不眠はつづく

マッチングアプリ開けば迫りくる罪悪感と昏い恋しさ

プラ板にもにゅんと乳房を挟まれてマンモグラフィー身も蓋も無き

子宮がん検診も勧められたとき「子宮は付いてないので」とさらり

父と居る時間を煩わしくおもい父もわたしに出ていけと言う

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2025年は、介護のことばっかり考えてしんどい一年間でした。たぶん、かりん誌には掲載されなかったけれど、父を殺したいとか死んでほしいとか無意識にハサミで頬をえぐってしまったとか、不穏当な歌ばっかり浮かんでいた気がします。たくさんの方々に、支えられて救われてやってこられた一年でした。

2026年は、もうちょっと余裕をもって短歌したいです。新年もどうぞお世話になります。

 

「かりん」2025年12月号のうた

ただでさえ、家の中でウロチョロして転倒虫な父が、わたしがPC作業をしているすぐ横に立った気配がしたのにフッと消えて、母は壁でみえないキッチンにいて、なんとな~く横向いたら、父がどこかから血をどっふどふ流して座り込んでて。あー、なんだよ、めんどくせーな、のきもちで、母に「また転んどるわー。えー、血の海やん」って伝えたら、ちょっと認知症はいってきてる感じの母だけど、昔取った杵柄、看護師経験ありなのでなんの躊躇もなく傷口をのぞきこんで、左後頭部、5センチ程切れてる、清潔なタオルで押さえて!救急車呼んで!とか、「ナースXかよ」と舌を巻いたね。勢いに押されて救急車呼んで、状態と自宅の位置を説明して、他の人に直接血がつかないようにしながら傷口をタオルで押さえてください、奥さんは救急車に乗って、娘さんは搬送先病院が決まり次第連絡するので待機してから慌てず来てください、と指示されて、救急に電話してからはアッ!という間で、うちに一人ぽつんと残されて。すぐに救急の人からわたしの携帯に搬送先病院を知らせる電話がきたけど、行ったことない病院で、スマホでナビを設定するとか思いつかず、お隣に住んでて男手が必要な時とかさりげなく助けてくれる年のうんと離れたわたしから見ていとこにあたる人のところへ駈け込んでって、救急の病院まで案内してほしい件を伝えたら、既に救急車が来たとき母からも頼まれてたからとすぐ助手席に乗ってナビしてくれたんだけど、これがほんとに有り難かった。田舎のめんどくさい付き合いが嫌であまり近所の人と会わないようにしてきたけど、慣れない夜道を細かく案内してもらえて凄く助かった。夕方から呑んどるから飲酒運転になるし運転はしてやれんけど、案内するわ、とかちょいちょい和ませてくれて。

病院では、結局、頭を縫ってもらってきた。そこから一日おきに兄者の病院まで消毒に連れていって、間の日は母の用事で出かけたりで、毎日勤め人に戻ったみたいに自由がきかず疲ればかりたまっていった師走でした。

そんなわけで、かりん12月号のブログ更新が大晦日になっちゃったんだよー。
うえーん。疲れてる。眠りたい。死ぬまで眠りたい。

この頃、短歌のことを考えているよゆうがありません。
それなのに、好きな人のことは親が死んで葬式の最中でも思い出してしまうかも知れないくらい、どうしても好きなのです。
12月号、Ⅲ欄79ページにいます。

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12月号のうた 森田しなの

もう父を感じる部分もなくなってこころでは「認知症」と呼んでいる

間違えて認知症の買いし金麦を下戸のわたしが六缶飲み切る

あたりめをくにゃらくにゃらと嚙みながら遠くの君と呑んでる気分

赤々と火照ったからだを冷やすため冷凍庫ぎっしりの保冷剤

無花果の皮剥かれたる姿には直視できないエロスがかおる

大きなる窓開け放ち月光を骨の透くまで染み込ませおり

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実はいま、無理のない減量をしています。痩せたい!とムキになってた頃おちなかった大台からするする、父が認知症になってから一年で7キロ減ってました。何も運動してなくてほぼヒキコだったMAX体重から比べると10キロ減。着るものがゆるくなったので、スカートだとすぐおぱんつが脱げそうになります。自分の時間がもてなくて忙しいけど、年明けたら新しい1サイズ小さいおぱんつを買いに行きたい!(え?これが新年の願い??)来年は、ゆるゆるとさらに15キロ痩せてやりますよ。フフッ。

 

「かりん」2025年11月号のうた

あー。もー。ダーメダーメダメ、ダメ人間!
11月号のブログの更新が師走にずれこんでしまったわ。

11月は父の認知症が特にひどくて、全力で殴り合いになったりして、「おやじにもぶたれたことないのに」どころかグーで顔殴られたりもしたりして、しんどい月でした。
自分のことを考える余裕もなく、眠る前に密かにおもっている人のことをちょっとだけ思い出して涙したりしながら、短歌のことはすっぽり抜けて暮らしてました。

自分は短歌をつづけていけるのか?とわからなくなったり、きれいなことを歌にできない自分の感性は、、、ともやんもやんしたり、していました。

そんななか、一昨日は好天のなか、かりん京都歌会支部の吟行会で和気あいあいと寺田屋をみにいったりする中で、わたしは短歌よりも短歌で知り合えた人たちが好きなんじゃないかな?ご縁ができた方々に支えられてるのだな、と思いました。ここを見てくれているあなた、そう、あなたも、わたしを見守ってくれているメンバーズのおひとりなのですよ。いつもありがとうございます。

このごろ、Ⅲ欄見開きに掲載してもらうことが続いても、自分で良くないかもと思ってた歌だったりして、歌のよさがわからなくなります。
今月号も介護のうたで、介護の歌ってあたたかい、やさしい家族のイメージが浮かぶんですけど、わたしの介護の歌は父への強烈な殺意をはらんでいるので、ふつうにつくるとマジ死んですぐ死んではよ死んでみたいな歌ばっかりになるのを提出するわけにいかずまだマシなのを選んでるつもりですが、あたたかみがありません。

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11月号の歌 森田しなの

家にひとり認知症おれば毎日は呆れるほどに目が離せない

十回は鍵をかけたかたずねられそのうち疲れて答えなくなる

母とふたり買物に出た帰り道すれ違うヨレヨレで歩く父

施錠せず母を探して外へ出る徘徊の父は<無垢の巨人>だ

この夏は朝顔を植えなかったこと よゆうの無さに暮らしは淀む

ぱらぱらと抗不安薬をふふみたり小(ち)さき錠剤のおおく余りて

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無垢の巨人、ですよ。マジ、奇行種。まったく。

 

 

「かりん」2025年10月号のうた

10月は体調不良がひどすぎて何にもできませんでした。

ストレスから?胃痛が凄くて夜中にうめきながら胃薬を飲む日々でしたが、同時にインフルエンザにもかかっていたようで、熱が39.5度まで上がったり37度台まで下がったりを繰り返してるけどわたしのかかっている病院はつねに激混みで発熱など風邪っぽい症状の人は何時間も駐車場の車の中で待ってないといけないので、うちでおとなしくねていました、とこころから言いたいところですが、車を運転できるのはわたしだけだし一番近いスーパーまで車で10分かかるのでフラッフラで買い出しを担当していました。ほんと一家心中しちゃおうぜって気分でした。あ、胃痛はまだまだ続いているけど胃カメラが嫌でこちらも病院に行けません、過去みずぶくれみたいなじんましんが全身に出て別の皮膚科に毎日点滴に通う、ということがあったので、絶対胃カメラ反対!なのです。

10月提出分からかりん仕様の原稿用紙ができたので、ぺらっと一枚におさまるようになりました。でもかりんの到着を待っていては締め切りの十日に間に合わない恐怖心から、かりん誌で指定されていたPCで印刷する場合の仕様にあわせて用紙を作りはじめて直筆でなくPC入力で送りました。やっぱり手書き派なので、おちつかない気持ちでした。
投函して帰宅したらかりんが届いていたので、わずかなすれちがいでした。この原稿用紙を即両面コピーしておいたので次回からわたわたしなくても大丈夫そうです。

10月号のうたは、父を施設に入れて楽~なくらしをしていたのに返されてくることが判明して焦ってる頃(7月頃)ですね。町から担当してもらってるケアマネさんをあてにしていたら、次の施設のリストを頼んだら一件しか持ってこなくて、全然こちらの要望をきいてくれていないものだったので、すごくガッカリして、毎晩夜おそくまで施設を探しては印刷して資料を自力でまとめていた頃でした。そんな時のうたで、あまり楽しくはないですね。。。

Ⅲ欄見開き左上(81ページ)にあります。よかったら読んでみてください、でも楽しいうたはないですよ。。。

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10月号のうた  森田しなの

毛だらけの男の中指に見えるムカデを執拗に潰すミサンドリー

ムカデ踏むしつこく追っては踏み殺すわたしの後ろに母は隠れて

キッチンの覇権争いより今は母にたんぱく質を摂らせる

施設から問題児の父返すこと通告されて家(うち)じゅう揺れる

父の居た暮らしを三月(みつき)で忘れかけギャンギャンわめくだみ声遠し

小さな町の公的支援は乏しくて家族で道を探るしかない

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そんな訳で、七月末で施設から返されてきた父は毎日問題を起こし、母を困らせ、わたしには大学まで出してやったのに・・・出ていけ!!など暴言を吐きながら在宅介護をしています。週に二回デイサービスに行っている間に(出かけるまでが地獄、出かけたら平和~)、母の通院やあちこち用事に行くので、わたしの自由な時間はテニスのレッスンをむりやりねじこんで作っています。この前は、もう、しんぼうたまらんストレスのあまり、自分の心療内科の通院の隙間にヒトリカラオケなるものをしてきてしまいました、1時間だけどちょっとスカッとしました。

 

10月は体がいうことを聞かなかったから参加できなかったけど、11月の京都歌会の支部活動は寺田屋吟行なんです!歴史はあんまり詳しくないからちょっと予習してからお出かけしようかな、と楽しみにしています。