かりん全国大会から帰ると、かりんが届いていました。
ギャー!恋をあきらめてしまえたら、とやけっぱちな気持ちで詠んでしまった時の連作、今はタイミングわろし。わたし、成敗されるまではまだあきらめませんから!
Ⅱ欄の見開き左上にいます。
今の短歌は、恋愛べったりな歌は詠まれない流れらしいですけど、これがわたしの率直な歌なのでしかたない。
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七夕が近づいてくると一年に一度だけ会えるあなたをおもう
片恋は0ー40から動かない アドバンテージはわたしに来ない
幾年も叶わぬおもいに囚われて渡す自信のない文を書く
長々と煮詰まった恋に決着を あきらめて残り香になれば平穏
歌詠みは恋に悩んで告白し打ちのめされるまでを詠むべし
困らせてしまうだろうか あじさいは雨に打たれてさらに鮮やか
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はい、悩みから解放されることはありませんでした。
ハッ!好きでもないわたしから告白されたら不愉快でこれもハラスメントなのでは?恋ハラ?と思い、お手紙を渡した後、一度も近づいて話しかけることができなかった。お手紙のお返事もなかったからやはり恋ハラなのかな??
帰り道、このまま最後じゃいけないと思って、みんなと反対方向へ歩いていったところを思わず走って追いかけて名前を叫んでみたけれど、雨音にかき消されたのか、わたしと知って聴こえないふりをされたのか、追いつけないまま離れてしまった。
告白したら、バッサリ袈裟がけに斬られとどめを刺されてあきらめがつくと思っていた。黙って距離を置くというお断り方式はわたしの想定外で、混乱してる。恋はそんな簡単なものではなかったのだ。
と、わたしのことはここまでにして。
京都歌会の支部でいっしょの秋山聡子さんがかりん賞を受賞されたことが本当におめでたくてうれしいです…!!
支部でも遠征組の私たちは、帰りの時間を気にしながらも歌会後のお茶会をして、京都駅ではわたしこっち、じゃあまた!みたいにお互い慌てて別れるのだけど、心をひらいて歌の話ができる数少ないお仲間で、支部活動も充実してたのしいです。
秋山さんの作品が好きで、毎号若月集で読めるのでうれしいです。結社の中に読みたい人がいる、ってとても幸せなことだと思う。
受賞作から少し、引かせてください。
「おびただしき手」秋山聡子
わが吐きし言葉のごとくコーヒーを棄つればシャツにつきたる飛沫
泣く子は崖、立ち尽くす吾も崖なれば意味なんかない秋のすずしさ
底ふかく澱をしづめて汽水湖はわらひつつ拒むやうなかがよひ
同時受賞の「甲府駅のカフカ」山口真知子さんもおめでとうございます。タイトルからもう素敵で惹かれます。
今月号では、前月号作品鑑賞(Ⅱ欄)で、遠音さんに一首とりあげていただきました。読んでくださる方がいる、ということがとても励みになります。ありがとうございます。
屋内のテニスコートにエアコンが稼働し始め夏へと向かう/森田しなの