ヴァイオリンをがんばってた頃は、オケで弾きたいって目標があって、オケで弾いてる先生に習ってた。引っ越し魔だから、引っ越しのたびに先生をさがして続けてた。交通事故にあって、思うように弓を持てなくなったから思いきって辞めることにしたけど、10年経った今でも未練のような気持ちがひっかかって音楽を遠ざけて生きてる。
要は、目標が叶わなくなったとき、すべてを無しにしてしまうのが今までのやり方。
そのせいなのか、短歌するときどこを目標にして進むのかはっきりするのが怖い気がする。憧れてる歌人はいるけど自分には出てこない言葉の引き出しに圧倒されるばかりで。
今のところ熱中する限り短歌したいなあーとは思ってるけど、もしうまく短歌できるようになってきたら欲が出たり高い目標ができたり、するのかな。
【今日のうた】
定型に閉じこめられた音韻はなにも救わずゆうぐれの虹
加藤治郎『歌集 噴水塔』