恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

勝手に自滅しない

この前の短歌講座の宿題「氷」で悪戦苦闘したあたりから、ちょっと停滞しています。
うたの日は全然だしてません。
ミセのことなどを詠んだ連作のような何かを、思いついては散漫に20首くらい書きためているけど、あまり良くない感情がうずまいていて読み返すとつらくなる。

短歌をはじめた頃、「自分で才能が無いと思って止めてしまう人が多い」ということを読んだ。

毎日、Twitterを見れば優れたうたが流れてくるし、好きな歌人の歌集を読めば圧倒されて、わたしのようなヒヨコでも劣等感に身を焼かれる思いでいる。

わたしは明確に歌人を目指すわけではないし、勝手に自滅してやめてしまわないように、今はメンタル綱渡りながら慎重に身の丈に合った勢いでつづけたいと思う。


それにしても今日読んでいた小島ゆかりさんの歌集がとても良くて、やっぱり好き...と恋人への恋心を再認識した乙女のような気持ちになっている。よくネットで見かける「はぁ、好き...」はこういう時に使うフレーズなのでは?と思ってる。
こんなうたがつくりたいと憧れてるけど、今はとりあえず、それが出来ない自分は置いといて、うたを読むのがしあわせだから良し、としたい。


【今日のうた】

この先のことが怖くてとりあへずいい匂ひするパン屋に入る

 小島ゆかり『泥と青葉』