恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

未来2019年2月号の歌

こわいこわいと言っていた新年も来てしまい、恋人ちゃんと初詣に行ったり、短歌な新年会でたのしく過ごしたり、わちゃわちゃだらだらしてるうちに、もう、もう、二月ですか!!!

 

はぁ~、、、こわいこわい。

 

そんな2月1日、「未来」2月号が手元に届きました。

 

Twitterを通じて交流のある掛水ヱイさんが夏韻集からみらいプラザに出ています。うれしいし、励みになります。どうかそちらお読みください。

 

今月号は別れ話が深刻化したときに詠んだものです。

よかったらお読みください。。。

 

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未来2019年2月号のうた     森緑

 

親指のペディキュアだけに夏の海のこしたまんまタイツを履いて

 

どちらから切り出したのか三度目の別れ話は日付を越える

 

君のため身を引くなんて美しく危険な言葉はしまっておいて

 

泣いて泣いて干からびて水を飲み干しぬそこらにあった丼一杯

 

覚悟して魔女をいてまうヘンゼルとグレーテルにはなれないふたり

 

揺れてのちテレビの地震速報に重なるように連絡がくる

 

心配でメールし合えば諍いはしゅるると消えて灯る街灯

 

肌に添うヒートテックよ寒がりの恋人をただ温めてくれ

 

結論を出せないままで舐めている千歳飴ってこんなに長い

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「未来」掲載で、森田しなのになるのは、もうちょっと先(5月号から)の予定です。

 

幸薄い本名のまま生きていく半分だけはしなのになって/森田しなの