人見知り永世名人なので、ソワソワの中むかえたかりん全国大会。去年が初参加、今年は二度目でした。
三重県の山奥からまず最寄り駅まで40分かけて車で向かい、名古屋まで電車で二時間、そこから新幹線で東京、あとはもにゃもにゃもにゃ...覚えられません。
行きから駅で道に迷って、必死でした。東京もうやだーっとか半泣きでたどりつきました。会場についたら、あとは、もう、怒涛のかりん全国大会を楽しむばかりでした。
うれしかったのは、会場の入口で緊張していたら、偶然にも同時に米川千嘉子さんがいらっしゃって「あらっ??森田さん?」とマスクをしていてもわたしに気付いてくださって、体調のことなど気に掛けてくださったりお話しているうちに心がやわらかくなってきて、受付~二日間を開始することができたことです。
大会は盛りだくさんで、ここに書き切れるものではありません。(←わたしには書く力が足りない…)
あちこちで久しぶりの仲間が交流をする。はじめての人とあいさつを交わして親しくなる。馬場先生のもとへみんながつぎつぎ訪ねていっては話したりチェキを撮ったりする。懇親会は、(歌会の緊張感から解き放たれたこともあって?)特に盛り上がりました。あいうえお順に名前が呼ばれてハイ!と立ち上がるので(学校の出席をとるみたいですね)、どんな方なのかわからないまま毎月の「かりん」で読んでいた方のことも知ることができてよかったです。馬場先生はビールから始まってお飲みになっているようで、遠目にぱくぱく召し上がっていらっしゃるご様子を拝見して、お元気そうでうれしかったです。そんな感じで、人見知りのわたしでも、あっという間に時間が過ぎてしまうぐらい凄く楽しかったですし、また参加したいと思います!
実は、懇親会の前の歌会で、信じられないことですが、今年の大会賞をいただいており、人見知りのわたしが気合いを入れなくてもたくさんのみなさんが「おめでとうございます」とお声をかけてくださったので、賞なんてわたしがもらえるわけないはず…と夢のなかにいるような、ふわふわした気持ちで、ひたすらお礼を申し上げていたので「おめでとう」と「ありがとう」の嵐の中心にいるような感じでした。
表彰していただき、梅内美華子さんの『短歌うたことば辞典』を贈っていただきました。ありがとうございます。
この本、たとえば「植物を詠む」のように「〇〇を詠む」という見出しのもとにうたことばが集められているのですが、それぞれの言葉を使った引用歌の鑑賞も載っていて歌のお勉強にもなります。どこから読んでもたのしいです。あと、老眼にもやさしいです。
実は、出掛けるまで、東京に毎年行くことについて、両親からちらちらっと物言いがついたのでモヤモヤっとしていたのですが、大会賞をもらって帰ったことで風向きがよくなりました。えへへ。
未来からかりんに移った後でも、未来大辻欄のある先輩と大辻さんから嫌がらせをうけたので、大辻さんが司会や選者をする地元の短歌大会は一切応募しないことに決めているから、かりんに移った直後くらいで、本居宣長短歌大会の宣長賞に選んでいただき(大辻さんは毎年司会だけど、選者は小島ゆかりさんだったから...)、副賞の松阪牛一万円分をいただいて、いいぞ短歌もっとやれ、と両親が沸いて以来の追い風です(たしか2022年の初秋ですね)。おにく、おいしかったからねぇ...。
うちの親族は、釣りだけやって過ごした人や、テケテケテケテケのギタリストに弟子入りした人や、ほかにも、好きなことを貫いて生きた人が多いので、わたしもそうなるのかなあ、と思い始めました。
参加するのは楽しいばっかりですが、いろいろと準備や進行をしてくださっていた方々は大変だったと思います。こころから感謝しています。
お世話になり、ありがとうございました!!!