恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

静かな秋と「かりん」2023年11月号のうた

今年は地元の短歌大会に一切、応募を控えたので、しめきりに焦ることなく養生しながらとても静かに過ぎていきます。

 

特に、本居宣長短歌大会は、家から一番近くで参加できて、当日参加している人すべての歌を評してもらえるから勉強になるので毎年わくわくしながら参加していました。

 

去年、宣長賞(と副賞の松阪牛、おいしかったです)をいただき、帰り際、司会の大辻隆弘さんに邪魔にならないよう、失礼にならないよう少しだけ挨拶をして帰ったのですが、「挨拶したこと」と「それをツイートしたこと」がいけなかったらしいです。わたしが未来大辻欄を辞めてかりんに移った三カ月ほど後のことだったのですが、後から大辻さんの「側近」の女性からTwitterのDMで散々な嫌がらせメッセージを送りつけられ、呪殺したくなる程度には嫌な思いをしました。なので、毎年楽しみにしていた短歌大会も司会の大辻さんを避けるため、応募できませんでした。

わたしが短歌を始めてすぐの頃、「三重県でも短歌は勉強できます」と歌会に誘ってくださった大辻さんだったけれど、今は大辻さんのいる場所には近付かないようにしています。大辻さんから距離を置くことで嫌がらせをやめてもらえるなら、粛々とそのようにするつもりです。

 

さて。体調は、来月はじめ、難病と呼ばれるある病気の血液検査をします。

兄とも症状からしてほぼ間違いない、と心の準備はできています。現時点では、スマホの文字が死ぬほど読めない。スマホの入力は異常に時間がかかるので、しんどく、必要最小限度しかしてません。これをPCで入力している今も実は画面がほとんど読めていません。ブラインドタッチでの入力なので、誤字ってたらごめんなさい。

 

翻訳の仕事も、思うところあって、取引先にせっつかれて免税業者から課税業者になる手続きをしましたが、廃業を考えています。

いろんな仕事を経験してきたので、もし採用してくれるところがあったらですが、お弁当屋さんとか近所のスーパーとか外へ働きに出たい気持ちにもなっています。

 

「かりん」11月号、読み応えたっぷりですね。

目が開く大丈夫な時にまとめて読んで、つらくなったらうーん、って目を閉じて休み休み読んでいます。

 

今月号のうた、よかったら、読んでください。

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「かりん」11月号のうた  森田しなの

主治医なる兄から可能性として難病の名を告げられる夜半

時間外労働なのに。淡々と兄はLINEで問診をする

何もないわたしが唯一所有するカラダ、お前も自由にならぬ

完治せぬ病ふたつを携えて十五種類のクスリと暮らす

生きとんのか死んどんのかもうわからんと叫んでも母の背中は無言

じぶじぶとすいかをかじる音がする 父がカブトムシになっている

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わたし、スイカもカブトムシも父も嫌いです。あ、母も。

わたしの家族、妹おもいの兄だけいたらええんですよね。本気で。

 

難病て・・・とショックを受けていたら、兄が、難病っていっても何の補助金とか支援金とか出ない難病なんか、いっっくらでもあるから、難病でも心配せんときや!って言ってくれたので、お、おう、、、ってちょっと元気でたんだよね。

 

これで検査して、もし病気じゃなかったら、常々強すぎて自分で持て余してるわたしの念のちからで病にがぶり寄りかましてやったぜ!とよろこぶことにします。