恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

2024年9月、かりん京都歌会に初参加、支部入会しました!

ほんとに九月も暑かったですね。

 

九月最後の土曜、ようやく京都歌会に参加してきました。

とても丁寧な道順をおそわっていたのに、奇跡の迷い人なので予定通り、通常運転で迷子になってしまいました。いやはや、案の定であるよ。

みなさん、とてもフレンドリーに迎え入れてくださって、おみやげにおうちで収穫されたスダチをたくさんいただいたので、焼きサンマにしぼって、とれた種はもちろん!種まきしました。

 

三重県在住(特に松阪駅とか伊勢中川駅とかは各方面の乗り換えが便利)なのと、かりん全国大会で親切にしてくださってご縁が結ばれたことから、京都歌会の支部に入会しました。たぶん、毎月は参加できないと思いますが、できる限り参加してお勉強したいと思います。

 

九月はあらかじめ、山崎方代のお勉強をすると聞いていたので、藤島秀憲著『山崎方代の百首』という本を買って予習してみました。実は、恥ずかしながら、歌人や歌集をあまり知らないまま短歌をはじめてしまったので、山崎方代はネットで流れてきた歌ぐらいしか知らなくて、まとめて読んだのははじめてでした。

 

いいですね!!!方代さん!!わたし、とても好きだわ、と惹かれました。

 

とぼとぼと歩いてゆけば石垣の穴のすみれが歓喜をあげる(山崎方代『方代』)

何のため四十八年過ぎたのか頭かしげてみてもわからず(『右左口』)

男五十にして立たねばならぬめんめんと辞書をひきひき恋文を書く(『右左口』)

卓袱台の上の土瓶に心中をうちあけてより楽になりたり(『こおろぎ』)

一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております(『こおろぎ』)

 

素朴で心打つ、というか、人としてちょっとダメ感に安心してしまいます、わたし。

 

歌会はみっちりじっくりでした。そのあと、電車の時間までお茶しながら、うたをつくるのに悩んでる点など相談にのってもらったりして、かりんの横のつながり縦のつながり、ななめ?のつながりはリアル歌会ならではだなー、とうきうきしました。

 

それにしても、京都駅ってすごいよねー。におい袋がほしかったんだよね~、と思うタイミングで通路にお店があったわ、おたべ(ニッキ)食べたいよな~、と思うとあらここにちょうど売ってるわ、とほしいものが歩くペースで並んでるからお買い物がなんとサクサク進むことか。さすがはみやこです!

 

それから、今回、天下一品に行ってみたかったのを往きの時間の都合で逃したので、これから通ううちに制覇したいと思います。