恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

毎日題詠「海」

Amazonプライムビデオに「ドクター・フー」まで追加されてて...もうだめだ...もうわたしの自由時間はAmazonに支配されかけている...。

まだ「ときめきトゥナイト」さえ消化できていないのに、次々繰り出される魅力的コンテンツ!
殺す気か!!(喜)


今日のお題を送らずに昼まで寝てしまい、あわてて、それじゃあ「海」で!って言ったけど、なんで海だったんだろう???
自分で自分が謎すぎる。


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12/12(木) 題「海」

肌を焼くビキニのギャルのその先の海へ向かって落語の稽古/おたべ富士

降る雪はしずかに海へと還り来る濡れ髪のままじっと見つめる/城野わーる

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海、暑くない季節にぽやーんと眺めるのは好き。
冬の海にドライブデート、なんていいなー。

毎日題詠「鍋」

今日は兄と両親とわたしで、月に一度のランチ。

 

父の横暴を兄に直訴するチャンスなので、今月こそ免許返上を!と思って切り出したら、兄もアッサリ同意、鍵を隠せ、とわたしに言う。父はヘラヘラ聞いているけど、わたしが言うとブチ切れて話にならんのだよ、いつも。

 

最近兄の駐車場の壁を高齢ドライバーがブレーキとアクセル踏み間違えてバッキバキに壊したらしい。怖いこと。

 

兄は、両親が免許を返上したら、その分わたしが外へ出て病院への送り迎えだの色々しないといけなくなるぞ、と言う。まあ、そりゃあ、免許返上してくれるなら、それぐらいはしてもいいよ。そこまでヒキコモリにこだわりは無い、半ヒキだからさ。

 

そんなこんなで、今日のお題は「鍋」が送られてきましたよ。

鍋。冬はもうめんどくさいから、鍋。いいよね。

パンが無ければ鍋物を食べればいいじゃない。

 

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12/11(水) 題「鍋」

 

闇鍋の会で革靴食べたこと革靴だったと思いたいこと/おたべ富士

 

闇鍋に憧れていたおそらくはトムヤムクンの味のタピオカ/城野わーる 

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あらま。

二人とも闇鍋ですね。

実はやってみたいんですよね、闇鍋って。

映画「暗黒女子」でも素敵な闇鍋シーンがございました。 

そこに入っていたものは・・・

 

 

毎日題詠「茶」

最近は本を読む速度や勢いがほんとに下降していて、なかなか一冊を読み終わらない。
同時に別ジャンルの複数の本を読んでるけど、昔のように集中して読み続けられない。
まあ~、若い頃は本を読むしか楽しいことを知らなかったのもあるけど。

中高生の頃は、徹夜で本を読んでばかりいた。試験前は特に、逃避するように没頭して読んだ。

ふらふらで登校だけして、すべての授業座ったまま眠り続けたり、廊下をヨロヨロ歩いてたら次の授業の先生に捕まって、ちゃんと眠って来なさいと保健室へ連れて行かれて「ありがてぇ」とぐうぐう眠らせてもらったりしてた。

一度だけ、古文の先生からは「授業中寝てばっかりでどうして毎回試験はできるの?」と困った顔で聞かれたけど、そんなことは知らない。試験勉強のしかたもいまだにわからない。全教科、睡眠学習が効いたのかも。


今日のお題当番はわたし、もう歌を詠むよりお題考える方がむずかしいや。
お題は、「茶」
お察しのとおり、お茶(うちは緑茶より主に黒豆茶を煮出して飲んでる)を飲んでるタイミングで決めた。


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12/10(火) 題「茶」

女装への扉は軽く開かれた茶摘み娘の顔ハメパネル/おたべ富士

山茶花を母は好みて紅椿われは好みて日向を歩む/城野わーる

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毎日題詠してるのに、月詠はまだ仕上がってない......。
今月は、普段とちがうこんな感じでやってみたい、というのがあって、挑戦中。
月詠は毎回、なんらかの努力目標を自分の中で考えて苦闘するのが楽しい。

ほめられたいとか、そういうのはビックリするほど無くなって、それより最初の頃よりも楽しむ気持ちが大きくなってきて、それで短歌が続いてる気がする。

毎日題詠「懐炉」

今日は、冬に食べたいあったかい料理のことをあれやーこれやーと考えていた。

酒粕を買ってきて、粕汁を食べたい。いつもの具だくさんの豚汁も好きだけど、粕汁もまた良し。

アツアツのピザも食べたい。
でも田舎なのでピザ屋まで車で30分以上かかるから、買ってくると冷めちゃうけど、たまには両親に変わった物を食べさせてやろう。(最近は、「マクドナルド」の「ナゲット」を教えた)


今日のお題は、「懐炉」が送られてきた。
お相手は、結社無所属、俳句もする人なので、季節感あるお題。
わたしも次からお題の出し方を考えてみようかな。


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12/9(月) 題「懐炉

使い捨てカイロが熱を放ち終え薬指へとリングを戻す/おたべ富士

そこまでの熱さは求めていないのと指でつまんでカイロを捨てる/城野わーる

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わたしはカイロ、完全に冷え切るまで手元で飼い慣らす派。冷えてもまだ蘇生できないかと、手のひらから体温を移そうとしたり、息をはあーと吹き掛けたりしてしまう。

カイロって、なんだか痛ましい、と思うの。

毎日題詠「改」

朝4時にスパーン!と目が覚めてしまい、ふだん見ない時間帯のTwitterを眺めたりツイートしたりして、9時頃から二度寝したら、お昼に目が覚めた。


今日のお題当番はわたしだったのに、昨日の「こたつ」を更新して寝てしまったので、あわてて「改」をお題として送った。

自分の作りやすいお題を考えて送ってはいないし、お互いやりこめようと心理戦をしてるわけではないのだけど、あまりにもノープラン過ぎて、お題を出し合ってから「きょうのむずかしいよね...」と言うことになりがち。


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12/8(日) 題「改」

改造に改造重ね原型がもう息子とはわからない ブラ/おたべ富士

公然と改竄罷り通る国 桜ひといきに散らしむべきぞ/城野わーる

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お互いの吸収してきた短歌のルーツ、短歌の育ち方みたいなものをふりかえって話し合ったら、ぜんぜん違い過ぎてて、そりゃあこう、まったく違う歌が毎日並ぶわけだよね、って納得しあった。

お相手は結社無所属の投稿派なので、定期的に「結社入ると楽しいし得るものは大きいよ~」とすすめてしまう。

今日もすすめてしまった。
どこが合ってると思う?って聞かれると、ココ!ってドンピシャな答えはできないのだけどね。

毎日題詠「こたつ」

クロストーク短歌のあと、難波からの帰り道、よし!これはいっちょ文語のかっこいい短歌つくるぞ、と思いましたが、わたしの中の引き出しがスカスカでうまく出てきませんでした。

これからは、文語のつまみ食いではなくて、もうちょっと文語に踏み込めるように、文語短歌を味わってよく読もう、圧倒的に読んでる読書量が少ないんだなあ、と思いました。

まだまだ勉強です。

たのしいですねえ。


今日のお題当番はあっちなので、やはり季節感たっぷりめのお題、「こたつ」が送られてきました。

こたつかー。
最近使ってないな。

学生時代は寒冷地なのに当時はまだ学生の住むような部屋にエアコンはなく、冬はとにかくこたつ。
あとちっちゃい電気ストーブ、部屋の中でもドテラとか色々着込んで、狭い部屋に友達やら後輩やら溜まり場になってたから人の熱気で冬をやり過ごしてた気がする。


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12/7(土) 題「こたつ」

童貞を殺すセーター着て眠る誰にも見せず炬燵で眠る/おたべ富士

こたつ、猫、つねにセットであらまほし猫を亡くしてこたつ捨てにき/城野わーる

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今日は初めて吉川宏志さんのお話聞けたのですが、吉川さんも大辻せんせいもとても興味深い内容を面白くお話されるので、楽しいなかにも学ぶこと多くていっぱいいっぱいメモとって帰ってきました。
これを読み返すときもまた楽しいんですよね。

毎日題詠「らーめん」

わたしは寒がりではないのだけれど、おふとん、特に毛布の誘惑には勝てない。もう、負けっぱなし。
今日も空腹と戦いながら、毛布に捕縛されていた。

そんな今日のお題は、わたしから「らーめん」です。
シンプルに、昨日の晩、あー、らーめん食べたい!と思ったので......。

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12/6(金) 題「らーめん」

一蘭のラーメン奢る替え玉もしてもいいから今は寝かせて/おたべ富士

君たちもおっさんになれば解るだろうドレミの歌のラはラーメンのラ/城野わーる

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毎日見てると、どっちがわたしの歌かわかりやすいので、良かったら「毎日題詠」のカテゴリーからまとめて読んでみていただけたらうれしく思います。

相手は、結社所属なし、歌歴はわたしより長いの、かな?

…決して、一人二役で詠んでるわけではないのです(そこまで器用ではない...)。

未来2019年12月号「ガルバーニ絶縁」

山の中の我が家(ポツンと一軒家ほどは険しくないです…)にも、今日「未来12月号」が届きました。

今月号には、夏の全国大会のレポートがあるとTwitterで聞いていたので、わくわく待っていました。

実は、来年は初めて参加してみたいな、と思って考えています。

 

この頃は毎日お題を出し合って、毎日題詠あそびをしていて、短歌脳をキープしているつもりでも、未来が届いてずんずん読んでいくと、あああー皆さんの歌は凄いなあ、という気持ちで、深々と読みふけってしまいます。

 

結社誌、存じ上げている方の歌を先に探して読んでいくけれど、存じ上げない方の歌でもじっくり読み込めるようになったの、最近(3年目)のことかも。

 

わたしは届くと一番最初に後半の「歌会だより」のページを確認します。

はい、山羊座は責任感が強いのです、ちゃんと送れていたか送った原稿に間違いなかったかを確認するのです。

 

そのあと、夏韻集(大辻選歌欄)を探します(目次があるのですぐ見つかるのでは、と今気づいたよ…もうすぐ4年目…)。ここでまず、選歌後記を読みます。今月の良かった人の歌や先生の評を読み、連作の中から良かった歌を全員分、名前と番号で示してもらってあるので、その番号を確かめて、それから自分の歌を探しにいくという順序でしょうか。

 

今月号では2番目に載せていただいてました。欄頭5、です。

たのしい!たのしい!って気持ちだけでやっている、まだまだ短歌、知らないことだらけのわたしですが、もっと勉強したいし、とにかくがんばろうって思います。励みになります。もっと精進したいと思います。

(と、言うだけだと口だけ番長なので、ほんとにがんばる)

 

今月号に載っている歌は、エアコンの効かないめちゃ暑い部屋にこもりきって朝から寝る間際までずーーーーーーーっとパソコンに向かって仕事してた頃に作ったので、読んでると夏のあの疲労を思い出します。。。

良かったらお読みください。

 

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未来12月号の歌 ガルバーニ絶縁

 

雷鳴を超す音量で聴くLady Gaga「Born This Way」サビだけ叫ぶ

 

目薬がのどの奥へと滑り込むぼんやりにじむ壁のポスター

 

食べる・寝る・風呂に入るは忘れずにあとの時間はWordに向かう

 

仕事場は32度のままでありモニターの熱は額に迫る

 

ガルバーニ絶縁と打つゆっくりとNキー深く深く沈みて

 

言葉には降り来る旬があるようで今はその時ではないらしい

 

手に入る毒草の名を数えつつ眠りが迎えに来るを待ちたり

 

お茶漬けを四杯食べて寝てやった夜中の俺が勝手にやった

 

心臓のなかの人工妖精がチカッチカッと警告をする

 

夏の死後九月を夏休みと呼べば風鈴の音はかすかに聞こゆ

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注目の「みらいプラザ」のコーナーには、夏韻集から掛水ヱイさん!

先頭に載ってます。

 

花火から花火へ火花を渡すとき不可逆的な夏の断面

(未来12月号 46p 「架かる」掛水ヱイ)

 

この歌の上句好きで、何回もくりかえし繰り返し声に出して読んでた。

 

自分の好きな人がほめてもらってるのを読むのが、たぶん凄く好きなんですよ、わたしは。自分がほめられるときは、居たたまれない気持ちになるんですけどね。

 

毎日題詠「初雪」

最近、冬のうつうつにやられて朦朧と、外にもほとんど出ないで過ごしてたけど、外出は気分転換にいいね!

今日はクリスマスケーキの予約したり、マクドナルドまで行ってグラコロ食べたり、ぽやぽやしてたら題詠がうんと遅くなってしまいました。


お題は、あちらから「初雪」が届きました。
本日も、おたべ富士と城野わーるとして名前を伏せた二人の題詠です。
どっちかがわたしです。

このお題、意外ときつかった。
俳句ぐらいの長さで詠みたい感じだった。
短歌で言いたいことが英単語で浮かんできて、いや、今ほしい言葉はソレじゃない......と困惑。

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12/5(木) 題「初雪」

手の甲が冷たく感じるやいなや検索窓へ初雪と打つ/おたべ富士

初雪の破片にふれる 手のひらに跡を残さず消える結晶/城野わーる

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わたしが難儀する時は相手が軽やかに早く仕上げてくるし、わたしが即詠でパッとできる時は相手が苦戦するし、お互いサマ、ということで。(^_^;)

毎日題詠「腹」

そういえばまだ「未来」届かないなあ...。
明日ぐらいかな??


今日のお題は昨日寝る前に「腹」と決めました。
なんとなくです。

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12/4(水) 題「腹」

別腹と呼ばれるブラックホールへケーキもパフェも君の笑顔も/おたべ富士

空腹は最もリアル眠りから眠りの合間を這いながらゆく/城野わーる

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いま、テレビから槇原敬之の「冬がはじまるよ」が流れてきた。

もうそんな季節か。

外に出ないから、実感がないけど、もうマフラーやコートを着た方がいいのかな。

今週末は久しぶりの遠出です。

毎日題詠「手袋」

今朝は、野々村真に学園が乗っ取られ洗脳され、向かってくる生徒や教師やその他ロボットやら有象無象にわたしと三人くらいで立て籠って、対抗して闘ってる夢をみた。ほとんどボロボロに痛め付けられて負け戦なんだけど、誰も絶対に引かない。

実は、このところ、よく眠れていない。


今日のお題は、「手袋」が送られてきました。

おぉ、外の世界はそんな季節なのか。
季節感なく無秩序ノープランでお題を送ってるわたしと違って、相手は季節感のある人なので、バランスが取れてるのではないか、と思う。


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12/3(火) 題「手袋」

君からのLINE通知がくるたびに手袋はずす癖が抜けない/おたべ富士

手袋を片方なくして帰る道だれか泣いてるように降る雪/城野わーる

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「手袋を逆から言って」
「ろくぶて」
「そんなら六回叩いたるわ」
、、、っていうの子供の頃、ありましたよね。

っていう話をしたら、
東芝」って言わせたあとで叩いて
「イテッ(痛っ)」と言わせて
「とう、しばいて」ということで10回叩く
というのもあった、と教わった。

へえー!へえー!
そういう地域限定バージョン、他にもありそう。

毎日題詠「薬」

義姉からお歳暮で鍋の具セットが届いた。
海鮮がどーーん!やったー。

今夜は鍋ですね。

今日はわたしがお題当番。
昨日の寝る前、クスリを飲んだときに「薬」と決めました。


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12/2(月) 題「薬」

飲み忘れた漢方薬を鍋に入れ美味しい美味しいカレーになーれ/おたべ富士

一日に十四錠が欠かせない合法薬物依存の暮らし/城野わーる

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出来はその日のコンディションを反映してしまう。
なかなか出来ない日は、提出前に「今日のお題むずかしい」とか話し合ったりもします。

それでも、毎日つづけていきますよ。