今月号、分厚いんですけど、「800号記念特集号(1)」ということは
まだまだ前半なんだぁ、ひょえーという密度です。
わたしの送った自選10首と短いエッセイも載せてもらってありました。
わたしみたいな短歌はじめたての者からベテラン選者さんまで
1人半ページずつを割いて、あいうえお順で等しく載せてもらってあり、
ちょっと震えました。
今月号の歌は、ちょっともう、仕事も私生活も手詰まり感があった頃、
日常もできてないのに短歌、詠めないよ、、、という気持ちで送った月詠。
歌会で「重過ぎる・・・」と評をいただいた歌を事実から少し離して
書き直したものも入れました。
欄頭ファイブでの掲載でした。もっとがんばります。。。
よかったら読んでみてください。
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未来8月号の歌 森緑
, (コンマ)にてつらつらつづく英文に息切れがするぬるい真昼間
背の高いなで肩の君と並ぶとき鴨川沿いにひかりは射して
滑らかな君のなで肩を指先でなぞりつづける目を覚ますまで
君と観た映画のあとも残ってるキャラメルポップコーンの味は
送信したメールの返事はスルーされそちらの雨はあがりましたか
しゃべらない客と覚えているのだろう黙したままで髪を切りゆく
「わがままをゆるしてほしい」という君をゆるせずに咲く白いあじさい
白米はのどを通らずお豆腐のやさしさだけがしみこんでくる
人はみな右手の甲から脱皮するほんとに夢であったのだろうか
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