恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

「かりん」2023年8月号のうた

およよよ~~、もう八月も終わりそうじゃん!

 

ほぼ一カ月、かりん全国大会の余韻にひたって、あんなこともあった、こんなことがうれしかった、と思い出しながら、ほとんどの時間を横になって眼を冷やしていました。

 

眼科で、以前からの白内障が悪化しているともいわれ、スマホはできるだけ遠ざけるように言われたのを守って、YouTube江戸川乱歩の小説の朗読を聴いたり、読みかけの『スタイルズ荘の怪事件』アガサ・クリスティーは途中まで映像で知っているのに結末を知らないというじれったい状況だったので、眼が楽な日に少しずつ読んで積読をじわっと消化したりしていました。

 

なんにもしてないのに赤いあざができて、十分くらい忘れてると消えていたりするので、整形外科で新しく出された薬の説明を読み返したらそういう副作用があったら医師に相談、とあったので、即相談。ついでに眼がすごく乾いて痛いしぼやーっとしか見えない件も話したら、薬の副作用より、あるいは別の病が合併してる可能性がある、と言われてショック。。。薬は少し使ってすぐやめたから、副作用なら引いていくようだけど。合併症もあわせて様子見です。

 

体調不良もあったので、高校の(外の人からは進学校と言われているけど入ってみたらなんちゃって進学校)卒業年度11クラス全体の同窓会もギリギリで欠席しました。

 

あの頃は、1クラスが47人とか、凄かったね。わたしは入学した直後から、校則があることは頭になかったので、パーマかけて髪にリボンを結んでいたりしたけど、先生たちもゆるくて「似合うねー」とか言ってくれてたし、授業中はすべての時間突っ伏してぐぅぐぅ眠ってしまうのもわかってて、差す時はわたしを起こさず飛ばしてくれたり、授業前に先生の方から「顔色が悪いから保健室で寝ていらっしゃい」とベッドで仮眠させてくれたり、なんだか先生たちにやさしくされてたなー、と思います。

 

わたしは高校1年の時にとても清らかなおつきあい(帰りのバス停まで彼の自転車のうしろにわたしが横すわりして二人乗りで送ってもらってたり、交換日記をしたり)をしていたかわいい男の子に会いたかったけど、彼は参加しなくて会えず。連絡先を交換してふたりで会おうとしたんだけど、妻子持ちと聞いたら、会ってまた好きになってしまったらどうしよう、絶対的片想いになるのやだー、と不安になってしまってそのことを伝えていつか複数人で会おうね、ってことになりました。妻子持ちの人を好きになるのだけは、その先に絶望しかないので嫌なのです。

 

さて。今月のかりんはⅢ欄にいます。

よかったら読んでみてください。

 

全国大会で選者の方々にお目にかかって、毎月続けて出しているうたは一方通行ではなく、こころが通い合ってるんだ、、、と感激しました。

特に全国大会では米川千嘉子さんがこまごまと気にかけて声を掛けてくださって、馬場あき子先生にも紹介してくださったのは、思いがけないことで本当にうれしかったです。米川さんが「しなのさんは津から来られたんですよ」とおっしゃったら馬場先生が「津なのにしなのちゃん、津なのにしなのちゃん。なのね」と繰り返し呼んでくださったのも「この響きの良さが、、、韻律!!!なの?」とひとりで感激していました。

 

ーーーーーーーー

かりん8月号の歌(Ⅲ欄) 森田しなの

丑寅の方位はちょっと、もごもごと言い訳をして江戸を避けいつ

トーキョーはテレビの向こうのとおい国 鹿のこえ聴き今宵もねむる

心もち落ち着かなくて薔薇園を訪う月曜午後の曇天

薔薇たちのかおりをたっぷり吸い込んでからだを縛る気怠さを吐く

咲いたまま色褪せた薔薇が気になっていつまでもいつまでもみていた

ふんわりとわたしをつつむ月光に鋭さを増す右指の影

ーーーーーーーー

 

今日は体調が良いです。目薬を差し続けていなくても見えるので、久しぶりにブログを書いてみました。

いつも読んでるコラムやブログはずっと読めないでいるので、治ったら爆読みします。