恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

「かりん」2023年9月号のうた

ええっ、もう九月??

体調不良で寝たり起きたり寝たり食べたり寝たりしてるうちに夏はおわってゆく。。。

 

九月に入り、急にロマンスが恋しくなりまして。

あまり思いつめると生き霊がとんでいって本体がぼんやりになっちゃうので、つねに気を付けていないといけないのだけれど、恋がしたい気分なのです。

素敵だなと思うけどわたしは眼中にないであろうひと、とおくから憧れているひと、永遠にかっこいいと思う元カレ、ときめきがざわめいて落ち着かないです。

 

今月はそんなふわふわした気分のところへ「かりん」が届きました。

いつもありがとうございます。

 

今月もⅢ欄に掲載されています。

眼が痛くて、もうどうしていいかわからなかった頃のうたですね。

魔女としては、病気とおもわず「この呪い、どっから来たのか?」と考えていたのでこんな連作になっちゃったのでしょう。

 

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9月号の歌 Ⅲ欄 森田しなの

わたくしが真っ直ぐ過ぎると父は言うこの世はきっとダルでバグまみれ

開け放つ夏の窓から月あかり うす闇のなかひらく薔薇図譜

眼が開かぬ魔女のデザートに供される緑のゼリーに透ける眼球

魔女流のおしゃれのひとつ眼帯に薔薇を一輪這わせて纏う

森ふかく青の泉を覗き込みあまた沈みしまなこに見入る

幾千のまなこのなかからひとつだけ新しい眼を戴き嵌める

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9月現在、倦怠感がえぐいので午前中は起き上がれません。仕事は、体調不良ってことで引き受けるのは困難だし、期限のない長期休みをもらってます。

 

通院のためなど、起きる時はものっすごい殺気立った顔(妖怪人間ベラがムチをふるう時みたいなこわい顔とか)してると思うわー。