恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

未來 関西批評会に行きました!

初めての関西上陸!即、半泣き迷子!!ひえーぃ。

提出した歌は、

どちらかの性別に○を付けるとき「女」でいいかじっと疑う/森緑

でした。
正直、意味が読み取りやす過ぎるのではないか、などなど迷いましたが、普段聞けない評とくに道浦母都子さんがどう読まれるか知りたかったのです。緊張で息を詰めていたら、道浦さんが「森さん、どんな方なの?どんな方が詠まれたか知りたい」とおっしゃってアワアワしながら挙手するシーンがあったり、「女性なら共感するところのある現代的な歌」と好意的な評をいただき、闘魂注入いただきました。

たぶんわたしが一番の新弟子で、そんなへなちょこ歌をほかの方の優れた歌の中に紛れ込ませてもらうのは気恥ずかしかったけど、次回までには成長していたいなあー。

会の集中してる時間も濃密だけど、ふだんお会いできないお互い遠距離の方やTVの中の歌人さんと思ってた方に「はじめまして」や「お久し振り」ができて、そんな交流が実はすごく幸せだったりします。

わたしみたいに人見知りの上にぽやや~んと抜けてる人間でも、夏韻集や三重県のお姉さんお兄さん方が紹介してくださって新しい出会いがどんどんつながってゆくのは、本当に本当にわたしって前世でどんだけ善行つんだのかしらと思うレベルでまわりのひとに恵まれ過ぎてると思います。有り難く、感謝することばかりです。

何年かして、わたしが夏韻集の先輩的立場になったら(もりみど姉さん??)、先輩方にしてもらったように常にウェルカムな空気で、いっしょに短歌を楽しめるように手をさしのべたりできるような、そんな余裕も持てるようになりたい。短歌は孤独に精進するものだ、でも田舎でひとりきりでは行き詰まる、と悩んでたわたしに、大辻先生も伊勢歌話会もとてもあたたかかった。歌の友や先輩が近くにいてくれる、月に一度は会えるというのは本当に心強いことですもの。

あと、ネットで話すのと違う、生身で会うことで「あ、もりみどは意外と安全」と体感的にわかってもらえたりして良い、というのもあるし、これから先の長い歌人生を共にできる歌友と新たな交流が深まるのは素敵だ思う。この年齢で、まだこんなにわくわくできるなんて、短歌はじめてよかったなあー。


う。なんか、感激のあまり、まとまりが無くなってきてしまいました。

超面白いことになっていた懇親会の様子(酔うてはる黒瀬珂瀾さんにガチ恋相談とか...)はまたいつか......。


【今日のうた】

かぶりつくテリヤキマックバーガーのソースが垂れる これは現実

 森緑『未來5月号』夏韻集

今日はじめてお会いする方に自己紹介すると、「あっ、テリヤキマックバーガーの!」と歌で覚えていただけていました。有り難いことです。
何だかデビューの5月号だけが思いがけず出だし好調のような気がしていて、次号からダメになって行くようで、ああ、ほんと、不安であります。