今月号の「未来」も無事、こんな山奥まで届けていただきました。
選歌をしてくださる大辻せんせい、編集に携わって作り上げてくださる先輩方、いつもありがとうございます!!
こんな状況下でも途絶えることなく「未来」を支え続けてくださっていること、ほんとうに感謝のおもいです。
今月号も内面を向き過ぎかなと思うぐらいに闇闇しい感じです。
わたしの短歌で一番多く使われてる漢字は「殺」じゃないか...?と思えてきた。。。
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殺戮の魔女 森田しなの
怒りから生まれる炎を持て余すわたしからこぼれ落ちてく火の粉
殺戮の魔女とわたしが呼んでいる荒ぶる者はわたしの一部
荒れ狂う殺戮の魔女は踊り出す荒れ地の果ての赤土の上
気づいたら殺戮の魔女がやっていた、未遂で済んだいくつかの件
殺戮の魔女をあやしてやるためにわたしがほおばるエクレア七つ
高齢者向きのゆっくりクラスにてテニスを習い始めたばかり
初心者のふりをしながら執拗にきわどいコースを狙って返す
浴びるように息継ぎせずに飲むVAAMぐしょ濡れのマスク半分ずらし
汗をかきふふっと笑いがこみあげて誰も殺めず死ねる気がする
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なんか、こんなんばっかりでスミマセン!って気分にもなるけど、はぁ、殺したい~~とか結構な頻度で言ってても見守ってくれてる周りの人たちに、ありがとうだよ!!
写真の猫は、20年前から大好きだった、どこでもいっしょのトロ。もうすぐスマホゲームが終了してしまうのでお話できなくなるの悲しい...。思わずグッズを集めてしまったよ。