恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

「かりん」2022年11月号のうた

九月後半から始まった訳のわからん仕事(いつもの翻訳ではなくて)に調子が狂って十月はぷぎゃああーーーっと過ぎてゆき、ようやく慣れた十一月中旬、唐突に仕事の完了を告げられる(ふだんは担当するページ数やword数と納期が先に決まっているのに)、という謎の仕打ちを受けて、ということは、もう解放感を感じてもいいんやよなあ?とか戸惑いながら過ごしています。

 

仕事が大変、というか客先のシステム不具合がひどすぎて作業が停滞しまくってイライラとPCを離れられないモヤモヤのなか、月初、颯爽とかりんが届いたのでありました。

 

かりんを作って、届けていただけること、ほんとうにありがとうございます。

毎月の楽しみです。一か月かけてねちねちみっちりじゅわじゅわ読み進めています。

 

ふえーん。そんなわけで、十月号はじっくり読めてないので、仕事がオフになった隙にここまでの疲れを癒すためにもじーっくり読み返したいと思います。

ソファでブランケットにくるまってごろごろの限りを尽くしながら楽しく読みたいです。

 

全然関係ないんですけど、冬の気配がするとショートヘアにしたくなり、さっき切ってきました。ここ数年はテニスをするからゴムで汗が止まるように髪を結っていたのですが、ショートヘアにしたい熱が上回って、熱が冷めないうちに慌てて切りに行きました。似合うのがわかってる髪型にするのってつまらないのだけれど、やっぱり冬はショートヘアでしょ!と勝手に決めています。

 

今月号のうたは、すぐ裏が山、前も畑の向こうに山という猿も人も鹿もいっしょくたになって住んでるような強度な田舎の暮らしのなかで歌を詠んでみました。無印良品だの喫茶店だのが近くにあるような都会の人には信じられないかも知れない生活なのです、実際は。

ーーーーーーー

朝早く銃声がする お隣の畑のすいかを囲む猿たち

猿よけの花火もどっこい気にしない割ったすいかを抱えて帰る

スーパーに成城石井のコーナーがわずかにできた本物やろか

髪を切り子猿のようになった母一度コメダに行きたいと言う

おぼおぼと母のかかとが揃うまでじっとみつめるエスカレーター

デンファレのつぼみがひらく抗えぬ力によって裂かれるように

ーーーーーーー

 

かりんのサイトの作品抄に、平山繁美さんの選歌で

「直接的ではないが「生」を感じる歌」の一首に載せてもらっています。

 

かりん10月号から

ひとつずつこころがきゅっと揺れたこと数えてみても初恋だった/森田しなの

 

歌ができない時にこういう風に取り上げていただけるとほんとうにうれしくて心にしみます。ありがとうございます!

 

と、言ってたら、THE YELLOW MONKEYのファンクラブ限定ポイントをためて交換できるアクリルスタンドが届いたーーーー。

段ボールで届くと思ってたら、ペラペラのクロネコDMで開けたらメンバーがちっちゃい、、、ちっちゃいけどそれもまたイイ!!

 

ちょうど髪を切って仕事PCまわりにぐちゃぐちゃしてた髪止めが一切要らなくなったので片づけて、仕事PC前に4体並べたいです。フフッ。