六月、はじめての欠詠をしてしまった……と悶々としてるときに「未来」7月号届きました。
いつもたくさんの人の手でつくられて、車の音もしない山奥のうちにまできちんと届けてくださって、本当にありがとうございます。
わたしの作りたいような歌と、ずれを感じていて、たまーに、おっ、こういうのが詠みたいんだよね、っていうのを作れると、やっぱり短歌が好きだし楽しいなって思う。
春先に読んだ歌です。
よかったら読んでください。
ーーーーーーーー
未来7月号 森田しなの
秘密にはしていないのにあなたには短歌のことを話さずにいる
こころはずむ約束ひとつないままに頭痛が春のさきぶれとなる
尾木ママの語尾なまぬるく勧めおり八十五まで入れる保険
みずからの頼んだカキフライなのに兄は四個も譲ってくれる
老いている母より速く老いてゆくわたしのことは兄に任せた
断髪式前の親方みておればスーツに髷はおしゃれと思う
ワクチンは共通体験 美容師と話し始めるきっかけになる
春らしく尼削ぎにすれば春風にやわらかな髪はもてあそばれる
はじめての老眼鏡を注文し川の向こうの桜をみてた
ーーーーーーーー
ところで未来はいつも九首掲載。一首はつまらない歌だったり、数合わせに入れたみたいな歌だったりするから落としてもらった理由がすぐわかります。
かりんに入ってみて、結社によって掲載される数も違ってて、そこがまた興味深いし、落としてもらった歌の未熟な点やよくない点を考えるのも勉強になります。
あーーーーーーー。
昨日、七夕だったーーーーーー。
願いごといっぱいしたかったのにぃぃーーー。
天文の部活(地学部)だったけど、星のこと、詳しくない。。。