未来夏韻集に所属したまま、かりんと掛け持ち入会して以降、きもちはぽわんぽわんしていました。
同時に、両方の結社に自己最良の月詠を出していくことを想像しては、とにかくいっぱい歌をつくらないといけないという不安で押しつぶされそうになって、わたしったらなんでこんな大変なことに自ら突っ込んでいったんだろう??とも思っていました。
もやんもやーん、と不安を抱えながらも、わくわくする気持ちもつよくて、入会即届けていただけた「かりん」4月号以降、未来と比べるとまだ存じ上げている方が少ない分、かえってたくさんの方の歌をじっくり読むことができたように思います。
今月、とうとう初めての月詠が掲載される6月号が届きました。
一冊の本としてつくって送ってくださっている皆様、ありがとうございます。
かりんは、入会するとⅢ欄からスタートすることになっていて、たくさん掲載される方でも7首です。
(結社によって異なるけれど、未来夏韻集はたいてい9首か10首掲載)
はじめての月詠は、かりんに入会する気持ちを詠みました。
10首送って6首採用してもらっていました。
こういう厳しい選のなかで自分でもっと考えて磨いていけるのかな、ゾクゾク…とよろこびを感じます。
はじめての歌はこちらです。
このブログは、始めた時から短歌について無知だったわたしの成長(と停滞と苦悩)の記録なので、いままでの未来の掲載歌とおなじくかりんの歌も記録していこうと思っています。
よかったら、ひげを剃る間にでも、お読みください。
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「かりん」2022年6月号 Ⅲ欄
ふかくふかく迷えば生き霊とびだして抜け殻になる体質である
入会を申し込むため吉日をGoogle検索に相談したり
不成就日などというものあることを検索に知る あぶない、今日だ
大安に入会届を投函し空耳かりーんと朗らかに鳴る
新しい「かりん」が届き五年間何度も開きし見本誌を仕舞う
山盛りのレモンを輪切りにした指は図書館に来ても香りつづけて
森田しなの
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もっと、もっともっとこぉいう感じに詠みたいのに、、、という方向とそこに至らない力不足で、もどかしいですが、がんばります。