恋を語る歌人になれなくて

2016,5月 LINEで送信したメッセージを「それは短歌だよ」と教えてもらったことをきっかけに、短歌な世界に引き込まれて行く。おそーるおそーるな一歩一歩の記録。

「かりん」2023年5月号のうた

なんだかんだでもそもそ(わたしのペースで)忙しくしています。

 

五月になって連休明けに「かりん」届けていただきました。

「かりん」を毎月つくって届けてくださる方に一人ずつお礼を言って回りたいぐらい、いつも楽しみにしています。本当にありがとうございます。

 

今月は、恋愛にかかわる連作だったのだけど、ちょっと血がたぎっちゃったかも、と開くまで不安でした。Ⅲ欄を探して、探して、え?え?ないよ、うそ、届いてなかったかな?と半泣きで、もしやと若月集を見に行ってみたら載せていただいていました。たまに来る若月集、ぜんぜん慣れなくてその都度焦っておろおろします。

 

今月号は45周年記念特集号で、ふだん以上の読みごたえたっぷりの大盛りです。

 

実はまだ全部読めていないのですけれど、去年の3月入会、6月号~掲載のわたしには、まだまだかりんについて知らないことが多いです。

後記で、馬場あき子先生が「若月集」の出典について「ふりさけて若月(みかづき)みれば一目みし人の眉引き思ほゆるかも(大伴家持)」と教えてくださっていて、若月集では、若い精神、詩心でしか発揮できない歌のまぶしさを毎号感じさせてほしいとおっしゃっておられます。わたし、若くはないですけど、背筋がしゃん!となる気がしました。

 

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5月号のうた Ⅲ欄(今月は若月集) 森田しなの

暁のひかりに溶けてしまうらしい目覚めるともう指輪は消えて

家庭などつくらずにきた あのひとのさいわいを願う対価を決めて

湯舟からとぷんとぷんとあふれては流されてゆく秘めた思いは

あのひとはYouTuberになっていて画面の向こうは月より遠い

あのひとに会えなくなって庭に来る冬の野鳥がいとしくなった

死んだあと脱出できたたましいはやっとあなたを抱きしめにゆく

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実はッ、かりんの全国大会(7月)に申し込みをしましたッ!!

(渾身の一首はまだできてませんが・・・今週末でつくります)

 

東京は遠いしこわい、とか言っていたらいつまで経っても前に進めない!と思ったので、思い切って遠征を決めました。

あんまり気の利いたことも話せないし、ぼやっとしてると思いますが、お会いできたらどうぞよろしくお願いします。

 

あと、迷子になりかけていたら助けてください!!